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テーマ:ネタ(86)
カテゴリ:ネタ
たまにはリーマン・シリーズでも行くかよ。
って、どういう訳かアレを最後に書いてから丁度8ヶ月たった今、現在。あの時は予想だにしていなかったそのサラリーマンに戻ってしまっている。 ああ、僕の人生は私の貧しい想像力を遥かに超える意外なドラマ性をはらんでいるようだ。 うん。ま、では、どーぞ >>> 今の環境で、私をそう呼ぶ人は居なくなってしまった。 それはとても淋しいこと。それほど親しくなれた人がいないということなのだが、それはきっと僕自身に問題があり、更に環境が余りに目まぐるしく変化することにある。と思っている。 私はかつて、よく知る人からはフザけた人間だと言われていたのだ。 でも実はそれも間違っている。何故なら、私は単にフザけた人ではなく、かなり!フザけた人なのだから・・・・・・ >>>>>>>>>>>>>>>>>>> それは私の前職。某コンビニ本社に勤め始めた頃のこと。 私が店長として修行を積んだのは名古屋市内の店であり、名古屋市内は東京ほどではないが、そこそこ地下鉄が発達している。 入社8ヶ月。私はおもむろに店長に昇格し、担当としてはじめて持たされた店舗はたまたま地下鉄の入り口から3mで店内という立地にあった。 その立地のためか、日中店内に入ってくる客の中には道を訪ねる客が度々あった。 「〇〇ってお店はどちらですか?」 私はその質問に対してお決まりの冗談を用意していた。それは・・・・・ 私がその店の店長になりおよそ一ヶ月。ボチボチ仕事にも慣れ、そろそろ桜の開花宣言が出そうだ、と言う期待に溢れる春先のお昼前の出来事。 入り口に立つシルエットからも、明らかに営業マンと分かるスーツをビシッと着こなしたそのお客さんが店内に現れた。 営業マンと言ったが、それは適切でない。何故ならそのお客さんは余りにもパリッと凛々しく化粧をした20代後半と見える女性だったのだから。 その女性が現れた瞬間、店の空気が変わった。まるで紳士服の女性CMモデルさんのような華やかさとキリっとしたオーラをまとっていた。 そしてそれとは余りにも対照的に、あほうの様に、まるでアホウのように一心にレジカウンターを激落ちくんでゴシゴシこすってはニヤニヤしていた私の所へカツカツとヒールを鳴らして歩み寄ってきた。 「お忙しいところ申し訳ありません」 「アン?人が気持ちよくカウンターをホワイトニングしてるのを邪魔するおバカさんは誰よ?」 ・・・・・とは思わなかった。何故ならその声は凛とした強さに加え、なんとも言えない包容力のある柔らかい波動を持っていたからだ。 「あの、Y商事さんへはどう行ったら宜しいでしょうか?」 目が合った瞬間思わずドキッとして我に返った。ここまで綺麗な人は女優さんかお人形さんしか見たことない。 その人形のような人が私の目を見つめながら尋ねていた。おお。しかし、私は店長。バイトの手前動揺を見せる訳には行かないではないか。 そこで平静を装い、いつも通りの冗談をカウンター越しに放った。 「えー、まずこの店を出て左へまっすぐ行ってください。数百m進んだ後、右に曲がったり左に曲がったりすればY商事さんに行けるかも知れませんし、また、行けないかもしれませんよ」 普通の人ならポカーンとするところだがその女性はすぐに状況を察したのか、にっこり微笑んで答えた。 「そうですか。面倒なので曲がらずまっすぐに行きたいと思います。近くに高いビルはありませんか?」 んっ?それって飛んでくってこと? 今度は私がポカーンとする番だった。 ヤ・ラ・レ・タ。 まぁまぁかな、と思ったら応援よろしこ。 一回ずつ、ポチポチっと↓↓↓ なーんて。 「ねはんの里」ホームページへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.24 07:22:29
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