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カテゴリ:管理会社
契約する管理委託契約書を隅々まで読んだことがありますか? また、その内容が適正か確認したことはありますか? 今年(平成22年)5月より法改正に伴い、標準管理委託契約書が見直され、標準を基に契約書を作成する管理会社は、契約内容の抜本的な見直しを行いました。 つい最近のお話です。 管理会社から、新しい契約書を締結するに当たり、事前チェックを依頼されました。 イダケン「標準が変更された以外、大きな変更点はないですよね?」 管理会社「変更に伴い、全般を見直しました。新旧と変わっている点が(標準変更の)他にもありますので、確認お願いします」 このような会話があり、その後、前回締結した契約書および改定標準委託契約書と3つ横に並べ、チェックをし始めたところ、あまりにも修正点の多さにため息がでてきました。 改定標準管理委託契約を基に、社内でひな形をつくりなおし、物件ごとに物件担当者(または事務担当者)が詳細を修正しているのでしょう。前回の契約書が反映されていない部分が多々ありました。また、改定のどさくさにまぎれて指摘されなければ管理会社が都合のよい内容に変更しちゃえと感じ取れる部分も・・ イダケンはプロしてマンション管理で飯を食べているので、小細工には騙されませんが、そもそも管理組合は「改定」された説明は受けてはいるものの、改定された標準委託契約書と対比表がなければ、修正部分をチェックすることが困難です。 良識的な管理会社ばかりなら何も文句はありません。 長年この業界にいると直感が鋭くなります。いい加減な内容の管理委託契約書に、多くの管理組合が署名・押印をし、契約しているのではないかと想像します。 7月11日(日)に開催される『勉強会・交流会』の第一部では改定された管理委託契約書について、従前との違いをわかりやすく解説したいと思います。 ことあるごとに管理会社は契約書を盾に理屈をこねてきますが、契約書が穴だらけであると管理組合が気付いた時にどう言い訳するのでしょう。 管理組合さん、プロが作る契約書は間違いがないだろう?っと過信してはいませんか? あたりまえのことがあたりまえにできない、悲しいかなそんな管理会社が多いのが日本のマンション管理業界の現実です。 管理組合が不利益を生じないように、イダケンは情報を発信していきます! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.06.27 01:24:20
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