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テーマ:時事問題評論(3073)
カテゴリ:教育
《大阪市立桜宮高校の体罰問題に関連し、産経新聞社とFNN(フジネットワーク)が23,24両日に実施した合同世論調査で、学校の教師やスポーツ指導者による体罰に関し、「場合によっては仕方ない」とする回答が57.9%にのぼることが分かった。「一切認めるべきでない」は40.3%だった》(2月25日付産經新聞1面)
ここで確認しておくべきは、桜宮高校の場合は体罰ではなく「暴力」というべきであって、これを一般の体罰と混同すべきではないということである。 さて、私は繰り返し主張してきたように、「体罰」を全面禁止すべきではないという立場である。 もちろん、「体罰」などないに越したことはない。が、「体罰」を全面禁止した途端、生徒が教師の足元を見て、抑えが効かなくなってしまうおそれがあるということである。 原則「体罰」は禁止であるが、場合によっては「体罰」も有り得るとしておくのが、教師が生徒に舐められぬためにはどうしても必要だということである。 もともと「体罰」が不要な学校においては、「体罰」が認められようが認められまいが問題ではない。あくまでも「体罰」が問題となるのは、「体罰」が必要だと考えられる場合においても、一切「体罰」は認めないのかどうかという点にある。 今回の世論調査は産経新聞のものであるから、他紙では数字が異なると思われるが、おそらくはこの問題は国論を二分するのだろうと思われる。 だからこそ、私は教育を自由化し、「体罰」を認める学校と認めない学校を作り「競争」すればよいのではないかと言い続けているのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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