カテゴリ:小説
『麦の海に沈む果実』恩田陸
三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。 二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。 閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。 生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。 理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?この世の「不思議」でいっぱいの物語。 以上解説 恩田さん、2作品目です。 学園ミステリーですが、サスペンスもあり ファンタジーでもあると思います。 最初の頃と最後の理瀬の変わりようには驚きました。 初めから理瀬の素性は隠されてて ずっと気になっていたのですが 中盤で素性が明かされ、そしてラストで全て明らかになる。 前半と後半では別人なのにびっくりした 殺人が何度か起こるけれど、犯人がわからないし なにやら複雑だし、魅力的なキャラもたくさん出てくるし とてもスラスラ読めました。 しかしラストがちょっと納得いかないな~ 「3月は深き紅の淵を」とつながっている部分があるらしいので こちらも読んでみようと思います。 私 的 評 価 5 段 階 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月21日 16時30分55秒
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