カテゴリ:小説
『風の海 迷宮の岸<下>』小野 不由美
風の海迷宮の岸(下) とてつもない妖と対峙した泰麒は、身動もせず、その双眸を睨み続けた。 長い時間が過ぎ、やがて発した言葉は「使令に下れ」。 異界へ連れてこられても、転変もできず、使令も持たなかった泰麒は、 このとき、まさに己れが「麒麟」であることを悟った。 しかし、この方こそ私がお仕えする「ただひとり」の王と信じる驍宗を前に、 泰麒には未だ、天啓はないまま。ついに、幼い神獣が王を選ぶ―。 故郷を動かす決断の瞬間が来た。 以上解説 自分が麒麟だということに自信のもてない泰麒。 周りのみんなに愛されているのに、それを返せないと悩む泰麒。 そんな中、選定を受けに訪れた驍宗と親密になり 行動を共にするうちに離れがたくなる。 離れたくないために、天啓もないのに 自分の勝手で驍宗を選んでしまってからの泰麒の葛藤。 10歳の男の子にはかなり酷です。 読んでいて、悲しくなっちゃいました。 だけど。 最後はなんだかうれしくなっちゃった。 そういうオチだったとは。 どんな罰がと ドキドキしていた私は・・・ 周りのみんなに助けられながら成長していく泰麒。 立派な泰麒になってね。 私 的 評 価 5 段 階 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月28日 17時09分44秒
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