カテゴリ:小説
『東の海神(わだつみ)西の滄海』小野 不由美
「国がほしいか。ならば、一国をお前にやる」 これが、雁州国延王・尚隆と、延麒・六太とが交わした誓約だった。 民らが、かつての暴君によって廃墟となった雁国の再興を願い続けるなか、 漸く新王が玉座に就いたのだ。 それから二十年をかけて、黒い土は緑の大地にと、生まれかわりつつある。 しかし、ともに幸福を探し求めたふたりのこどもの邂逅が、やがて、 この国の王と麒麟と民との運命を、怒涛の渦に巻きこんでいく。 以上解説 十二国記シリーズも読み始めて3作品目です。 今回のお話の中心は、一番初めのお話で 陽子を助けてくれた雁州国延王・尚隆と、延麒・六太のお話です。 この2人気になってたんだよね。 王らしくない尚隆と、こどもっぽい麒麟六太。 信頼関係があるようでない。 だけど六太にしてみれば自分が選んだ王。 尚隆の王らしからぬ振る舞いで神官からも いつもぐちぐちいわれて。 だけどやるときはやるよ。 そんな尚隆がとても好きになりました。 2人が出会った蓬莱での出来事も 尚隆には惚れたね~ 普段は肩の力を抜いて、だけど 決めるところではピシッと決める尚隆が素敵 前半は六太の生い立ちや、国の情勢などで ちょっと暗い部分が多いですが 読んだ後はとてもこの2人が好きになります。 またどこかで出てきてほしいです。 私 的 評 価 5 段 階 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月03日 15時45分01秒
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