いすゞ自動車の実態

いすゞ自動車製造の商品車陸送事情

商品車を搬送している陸送会社が何社かある。

キセル
それらの会社の搬送員の全員（と言っても過言では無い）が帰りの電車のキセルを行っている。しかし、この行為を一方的に責めることも出来ない。例えば、藤沢から栃木まで搬送して搬送費が大型車で約１万円。燃料はライネックス指定で５０L＝約￥３５００。ここで搬送員の粗利益が￥６５００。帰りの交通費は、どんなに安くしても￥１５７０。純利益は￥４９３０となる。出発時間は日の出前の早朝。所要時間は搬送と戻りで６時間強。時給換算￥８２２。高校生の時給並み。雇用形態では無いから問題無い？搬送員はキセルをせざるを得ない状況。新幹線を無賃乗車する亡者も多くいる。自動車メーカーは関係無い？下請け陸送会社の搬送員が勝手にやっている事？ライネックスの勝手？仕事を出している「いすゞ」として、恥ずかしくない？

事故
収入を増やすために寝ないで走る。それも“今回だけ”では無く、恒常的に行われている。事故が起こらない方が不思議な状況。一時多かった“藤沢⇔日本トレクス”往復。遅くとも３：００には藤沢を出発。豊橋まで行って順調に行っても藤沢到着は１８：００。実際にはこんなに早くは戻れない。だから出発時間を早める。いつ寝るの？自動車メーカーは関係無い？下請け陸送会社の搬送員が勝手にやっている事？ライネックスの勝手？仕事を出している「いすゞ自動車」として、恥ずかしくない？

セーフティレコーダー
搬送員はセーフティレコーダーなる物を持たされている。これは「DATA　TEC」製の物で運転を点数で評価する（詳細はBookmarksへ）
何のために持たせているのでしょうか？ライネックスが勝手にやっている事？私が知る限り、セーフティレコーダーを最初に始めたのは三菱ふそう。効果が無い為、辞めている。日野はやっているが、搬送終了後、着払いで宅配便で返送している。しかもいすゞ使用の物より小型。セーフティレコーダーを持っている搬送員で、良い点数を出す為に“信号で止まらない”人が居る事をご存知です？
各社セーフティレコーダーを持たされている搬送員は、新人又はそれに近い人間。ベテラン連中は持っていない。そのあたりの実態調査は行っているのか。ベテランは事故を起こさないのか？ベテランは車に負担をかけない運転をしているのか？

負担
「出発前には点検しろ。門を出たら搬送員の責任」「セーフティレコーダーを持て。点数が低い」「安全宣言プレートを装着しろ」「事故を起こすな」「飛び石を受けるな」
セーフティレコーダーの重量を知っていますか？仮ナンバー、安全宣言プレート（「私は安全運転をいたします」と会社名、名前が入っている）、セーフティレコーダー、その他個人の持ち物・・・。時には左ハンドル車の為にミラーも持つ。総重量はどの位になる？御社の方なりライネックスの方なりに、実際にやって頂いて感想を頂きたい。
自走で車を運んだら、全くの無傷は難しい。
飛び石を受ける。
車間距離を保てとは言うが、確かにある程度は防げる。
しかし、対向車から受ける場合もある。
実際私も受けた時がある。

モラル
製造したばかりの新車を搬送させるのだから、丁寧に扱って欲しい。車種によっては完成前に“慣らし”が終わってしまう車もある。その大切な時期に運転する搬送員には丁寧に扱って欲しいと思うのも、当たり前の考え方。
しかし、これらの状況の中で搬送員として“高いモラル”を持って陸送の仕事が長続きする者がどれほど居るものか？高齢で年金生活をしている者。年齢が高い割りには独身で、明日の生活に不安の無い気楽な者。この様な人間が多くないですか？
風呂にも入らず、体臭強烈な人。さらにその匂いを消そうとコロンぶちまけた人。絶対車に匂いがうつるよ。
サイドブレーキのプラスチック部分に”フケ”が大量にある車や、缶置き場に何か飲み物をこぼした痕が付いている車。自分だったら絶対買いたくねぇ。

ならし運転
完成したばかりのエンジン、走行距離６～７ｋｍのシャーシ。エンジン始動後、いきなりブン回す陸送員。２００ｋｍ程度までの走り方で、エンジンの状態が決まる事も体感致しました。ユーザーさんが法人ユーザーならまだしも、個人ユーザーなら「もういすゞ車は・・」と言う話になると思うのですが・・・。