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2006.02.24
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カテゴリ:米国株式の魅力
今回より私が米国で実践している運用の方針をご紹介したいと思います。
特徴は以下の3点に集約されます。


1.良いビジネスを安く買う
世の中、良い物は高いですし、安いものは悪いというのが普通です。感覚的なものですが、現在米国株式市場に上場している株式の割合は以下のような感じだと思います。

良いビジネス 悪いビジネス

ご覧の通り、「良いビジネスが安い」ケースは一番少ないのですが、それでも米国株式市場には1万以上の企業が上場しており、探せば見つける事ができます。ただ、安く売られているのは大抵の場合理由があります。それがこの先数年の間に解消されると判断できれば、それは格好の投資チャンスです。
この「良いビジネスを安く買う」という、ごく当然とも言える投資の原則を徹底的に実践しています。ただ「当然」と言っても一般の方には簡単ではないと思います。金融以外のお仕事に従事されている方は会社を分析する時間は限られるでしょうし、良いビジネスが見付かったとしても、安く買えるタイミングまでそうそう待てるわけではありません。この結果、良いビジネスでも高く買ってしまったり、安いと思って買ったら悪いビジネスだったという失敗に陥ってしまいがちです。単にそのような毎日お忙しい方に代わって「良いビジネスを安く買う」というポリシーを淡々と実行していくのが運用者の使命だと考えています。

2.米国の中小型株中心に運用する
残念乍ら日本にいる皆様には米国中小型株の情報は殆ど入らないのが現状でしょう。またそもそも、日本の証券会社では米国の中小型株は殆ど扱っていないので投資する事ができません。
ただ「良いビジネスを安く買う」機会は、米国の中小型株に沢山見つける事ができます。皆さんがニュースなどでよくご覧になるダウやナスダックの指数はここ6年間最高値を更新していないので、「米国株式市場は元気がない」というイメージを持っておられるかもしれません。しかし中型株の指数である S&P400、そして小型株の指数であるS&P600は今も連日史上最高値を更新中です。「将来の大型株予備軍」である中小型株は非常に元気なのです。

3.少数銘柄に集中投資
いたずらに多数の銘柄に投資するのではなく、銘柄数を15-30と比較的少数に絞っています(フォーカス)。統計的には15銘柄の投資で90%のリスク分散が図れる事が知られています。リスクは2次関数で示すため、それ以上銘柄を増やしたとしても、得られるリスク分散効果はかなり少なくなります。即ち15銘柄以上に投資している限り、それ以上は銘柄を増やす事によって被るデメリット(例えば指数と同じようなパフォーマンスとなってしまう等)の方が大きくなると考えています。そのようなデメリットを避け、数ある「良いビジネスを安く買う」機会の中から、「特に良いビジネスを徹底的に安く買う」方針が有効と考えています。

相場というものは上がる時もあれば下がる時もあります。しかし中長期的な資産形成を考えた場合、このような投資方針が一番パフォーマンスを生むと考えています。少なくともこれまではそうでしたし、今後もその可能性が高いと考えています。


堀古 英司
Horiko Capital Management LLC





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最終更新日  2006.03.01 22:44:12
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