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2006.06.26
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カテゴリ:米国株式の魅力
「シンプルな株価評価モデル」をご紹介する際、株価収益率だけというのはシンプル過ぎる、と申し上げました。シンプル過ぎるのは確かなのですが、実は「安く買う」を実行するという点においては、かなりいい線までいっていて、実用に向いていますので、今回はその考え方と利用法をご紹介したいと思います。

再び「シンプルな株価評価モデル」を思い出していただきたいと思います。



株価= 一株当りキャッシュフロー 

国債利回り+リスクプレミアム - 成長率

仮にリスクプレミアムと成長率が同じ、そしてキャッシュフローを利益に置き換えたとします。
するとこの式は、



株価= 一株利益

国債利回り

となります。少し式を変形しますと、
国債利回り= 一株利益
株価

となります。右辺は株価収益率(PER)の逆数である益利回りです。

即ち、株式のリスクプレミアムと成長率が同じである限り、益利回りと国債利回りが同じになるように株価が決まる、との前提を立てる事ができます。

一見、本当?って感じですが、株式市場というのは長期的にはこの前提にかなり近い動きをしている事が分かります。チャートは90年以降の S&P500指数の益利回りと10年国債利回りの推移を示したものですが、概ね同じような方向に動いている事、そして何年かに一度、同じ水準になるよう収束している事が分かります。即ち、国債と株式の割高、割安は何年かに一度、修正されるという事です。それなら国債に比べて株式が割安の時、国債利回りよりも益利回り(株価収益率の逆数)が高い時に株式を買う、という戦略が有効という事になります。そしてチャート上でも明らかな通り、ここ数年は近年稀に見る益利回りが国債利回りよりも高い、米国株式が割安の状況が続いています。

(ちなみに回帰分析により、国債利回りが3.3%以下の場合はこの関係が当てはまらないとの研究結果がありますので、日本の場合は適用が難しいかもしれません。)

国債利回りと益回りの関係





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最終更新日  2006.06.27 15:14:59
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