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| ★円谷プロ
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| ◆◆ 好きな邦画と 三億円事件再捜査 ◆◆
| ★運命の日迫る!真相究明なるか!?★
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| ◆三億円事件・その後の捜査結果、ほか◆
第 19 回 ★モンタージュの男 (前編) 10年前の遺影 ●三億円事件についてちょっとでも詳しい人なら、これは周知の事実ですが・・。 事件発生11日後の昭和43年12月21日(平塚八兵衛著書では22日)、 「三億円事件の顔」とも呼ばれた有名な「モンタージュ写真」が公開される。 しかしこの写真、じつは事件の1年半前に死亡していた男性の顔写真を ほぼそのまま使ったものだった。 ▲犯人は鼻、口もマスクでスッポリ隠していたらしいので、実際には中央の写真の感じか。 「目は口ほどに・・」とはよく言ったもので、これでもイメージは変わらない。 もっとも、あまりに見慣れすぎたせいもあるが。 右写真の男性こそ、このモンタージュのモデルになった人物で調布市のブロック工事 会社社長。写真は18歳のときのもので、酔ってケンカをした際ナイフを所持していた ため「銃刀法違反」の逮捕歴があった。(これを書いていて「オウム真理教」の事件で 「ドライバーセット」を持っていただけで同罪で逮捕された信者がいたのを思い出した。) 男性は28歳の昭和42年4月8日、埼玉県朝霞市内の工事現場で突然崩れ落ちてきた ブロックの下敷きになり、死亡した。あまりにも不幸な最期だった。 ●昭和49年暮れ、平塚八兵衛氏はテレビ出演の際、三億円事件の手配ポスターの モンタージュ写真部分を破り捨てている・・ (「後編」につづく) 大激怒!? 「赤影」プロトタイプか 大忍術映画 ワタリ 製作=東映(京都撮影所) 1966.07.21 カラー シネマスコープ 82分 原作 白土三平 脚本 伊上勝 西村俊一 特撮監督 倉田準二 監督 船床定男 出演 金子吉延 牧冬吉 村井国夫 本間千代子 ルーキー新一 大友柳太朗 ●諸国を戦乱の嵐が吹きぬけていた時代、 伊賀の里では百地三太夫を頭とする百地党と 藤林長門を首領とする藤林組が対立していた。 その争いの中、虫けらのように殺されていく 下忍を救うため、一人の少年忍者が現れた。 その名はワタリ・・ ●原作はいわずと知れた白土三平の人気マンガ。 少年マガジンの表紙や巻頭カラーで紹介されて いたのを思い出す。 映画は観る機会がなく、この歳でやっと初鑑賞。 ●オッサンになってから観た感想は「赤影だなー・・」 それもそのはず、ワタリ役は青影の金子吉延、「爺」役に白影の牧冬吉、 特撮監督の倉田準二は赤影の監督だしスタッフもほぼ共通なのだった。 ▲敵キャラも全身、真っ赤なボディペイントでまんま「赤影」。 ▲このスタイルを見ると 左端の紅一点、「敵九の一」は残念ながらブ〇なのだった。 「怪獣王子」のタケル を思い出す。 ●それにしてもワタリはぷくぷくの健康優良児で 当時、「こんな少年忍者はいねえよ」と ツッコんだものだった。 ●ワタリ役はおそらく、演技力の点で金子吉延以外にいなかったのだろう。 「だいじょーぶ!」の青影みたいな軽いキャラではなく、やや渋めの役柄 なのだが時々、金子の三枚目の地が出そうになるのが可笑しい。 ▲「爺」役、白影の牧冬吉。この ▲「日光江戸村よろしく!」 ▲百地党首領・大友柳太朗 イメージが最も白土漫画に近いか? ●今まで知らなかったのだが、原作者の白土三平はこの映画を観て激怒したらしく、 企画されていた続編はおろか、以降、東映との縁は切れてしまったのだそうだ。 (東映は仕方なく、横山光輝原作の「仮面の忍者赤影」をTVでスタート) なんでも、脚本段階でクレームを付けていたのに全くイメージと違う仕上がりに 憤慨したらしいのだが・・。 ま、確かに漫画のイメージとは違いすぎますわな。 しかしねえ、そもそも小説にしろ漫画にしろ、原作の イメージ通りに仕上がったものの方が少ないわけで。 よしんば、白土三平氏のイメージ通りに完成したとして、 子供が観て面白い映画かどうかというのはまた別問題。 ま、この映画、お世辞にも傑作とはいえないけど(笑)。 大胆なアニメ合成を随所で使用。これがナニげにイイ。 ●あなたもこの「怪作」をその目で確かめてください!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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