「ピカソとクレーの生きた時代展」の話
大晦日ですが、この記事だけは今年中にアップしたかったのでアップします^^先日、ちょっと仕事が空いた平日に「ピカソとクレーの生きた時代展」を観てきました。もちろん「クレー」に惹かれて・・・・この展覧会はピカソやクレーが生きた20世紀のはじめ頃を中心に活躍した抽象画家の作品が展示されていました。もちろん、お目当てはパウル・クレーの画でしたが、他の作品も充実していました。この雰囲気の展覧会で、クレーを見に行くと、必ずピカソが隣にくっついてきます^^別にピカソが嫌いな分けではないのですが・・・・もし、自分の心象を言葉で表すとすれば、クレーは自分の心の枠にぴったり収まって、じーーーんってくるって感じなのですがピカソは、その枠からはみ出てしまうって感じなのです。だから、嫌いではないのですが、受け止めきれないという印象を、うけるのです。なので、いつも、ピカソの画の前は素通りできません、やっぱり強烈な印象なのです、でも・・・・受け止められない^^今回の展覧会の中で特に気に入ったのはクレーの「赤いチョッキ」という作品で、その画が見える位置に椅子が置いてあったのでずっとその椅子に座って、ぼーっとしてました。「赤いチョッキ」は、木の板にシェード(布)を張った上に描かれた絵で近くで見ると、なんともやさしいタッチなのです。ずっとその椅子に座って絵を観ていると、その前を通り過ぎていく人達が、気になり始め、いつしか人間観察状態へ・・・・^^じっと画を一枚一枚見ていく人、画の脇の説明文をしっかり読んでる人すーっと歩きながら観てる人、床に書かれている白線を越えてしまい、何度も注意される人・・・・クレーの画の前を様々な多くの人達が通り過ぎていく・・・って考えてたら、ふと、この画に心と目があったとしたら、いままで何人の人達を見てきたんだろう、その通り過ぎていく人達をどんな風に見て、何を感じてきたのだろう。って・・・・・その画に聞けるものなら聞いてみたい!!てな、変な疑問を抱えつつ帰ってきました^^*********↓赤いチョッキ(ベスト)*********↓気に入って頂けたらポチッと*********