写真俳句Ryo　俳句　山野草

艶々の黒いてんとう虫

夏の夜の円形舞台響く声　　綾＊季語　夏の夜　夏小さき黒大きな夏空取り込みて　　綾＊季語　夏空　夏妖精の黒き車や夏の空　　綾*季語　夏の空　夏＊薔薇に天道虫が忙しげにはい回っているアブラムシも適度にいて翌朝見るといなくなって他の虫は葉を食い破ってはいるが薔薇は無事にシーズンを終えた黒に赤い模様のナミ天道虫を良く見かけた今日見たのは真っ黒でつやつや輝いて肩のあたりがうっすら赤ダンダラのナミかな小さな半球に大きな空を映し込んでギリシャの円形の劇場のようだ丸いものは写り込みに気をつけてといつも思っているのだけどこれは小さいのでそんな事を考えなかったPCに取り込んでみてわぁ～写り込んでいるこんなに小さい舞台なのにご訪問いただきありがとうございます。応援のクリックよろしくお願いします↓にほんブログ村

野竹　スズメバチが好きな花

秋の風お包み剥がし野竹咲く＊季語　秋の風　秋あきのかぜ　おくるみはがし　のだけさく　＊先週見かけた不思議な植物花を包んでいる包葉はがれて中の蕾がのぞいているのもあったどんな花が咲くのだろと思って行ってみたら花のところでバッサリ切られていた探してみると少し離れたところに咲いている花に何とスズメバチがお食事中怖いので写真は撮らず姿勢低く移動した葉の上にはキアゲハの幼虫がいたという事はキアゲハの食草なのだこの植物名前がわからないのでここを管理している事務所の職員の方に伺うと「ノダケ」スズメバチの好きな花なので丁度背丈くらいのところの花は切ったとの事でしたまたスズメバチは幼虫を捕獲しにくる持って帰っていいという事で遠慮なしに花枝をいただいてきた今日道路端でシロバナノダケを見つけたやはりキアゲハの幼虫がいた野竹はセリ科の植物アゲハの幼虫の食草はかんきつ類キアゲハの幼虫の食草はセリ科の植物納得！！読んでいただきありがとうございます。応援のクリックをどうぞよろしく！↓にほんブログ村

橡の花

緑陰や見あげる先にシャンデリア　　綾＊季語　緑陰　夏＊街路樹の橡の木秋には可愛い栗に似た実がごろごろ落ちている春先には艶やかな小豆色のとがった大きな芽が膨らみ始めたと思ったら天狗の団扇のような大きな葉がもうばさばさ道行く人の日傘になっている見あげると木漏れ日の間から青い空白い小花を円錐花序にいっぱいつけて眩しいご訪問いただきありがとうございます。応援のクリックよろしくお願いします↓にほんブログ村

32ビート　ドラミング

​三十二ビート木つつきの音冬木立　綾＊季語　冬木立　冬*里山をのんびり歩いていたら頭の上から32ビートのドラミング上を見回したけど姿は確認されずすっくと伸びた冬木立から響いてくる空気が乾燥しているせいかよく響いて来る啄木鳥はドラマー求愛行動としてドラミングは春から初夏啄木鳥の季語は秋冬は木の中にいる餌を求めて我が家のオリーブにも来ていたことがせっかく頑張ってくれたけど・・・虫にやられてしまった・・・「啄木鳥」の句に季重なり「季違い」を目にする色々な季節に様々な様子で目や耳にすることがあるからかな啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々　 水原秋桜子師走かな木を翔つ啄木鳥の鋭声澄み 　飯田龍太啄木鳥だわが禿頭に紋白蝶 　金子兜太啄木鳥や山しんとして晝の月　 正岡子規​

♪柱の傷はおととしの♪

端午過ぎ柱の傷はドア枠に　　綾＊季語　端午　初夏♪柱の傷柱のきずは おととしの♪・・・ツーバイフォーの家子供の背丈を測る場所は柱ないしな~ネットで発見クルクル丸めることができる身長計「me-mori roll」なるものを壁に貼って引っ越しの時も移動できるそこまでしなくってもいいかな傷が気にならない場所をさがしてドア枠で♪柱のきずは♪」を早速・・・ご訪問いただきありがとうございます。応援のクリックよろしくお願いします↓にほんブログ村

軒しのぶ

軒しのぶ駆け込み寺を住まいとしのきしのぶ　かけこみでらを　すまいとし＊季語　軒しのぶ　秋＊忍草は古い山家の屋根や樹木の幹には生え軒忍とよばれていて思草（おもいぐさ）の別名も古くは和歌などに詠まれている軒しのぶいと由有りと保ちたり　　のきしのぶ　いとよしありと　たもちたり由有り　風情がある今は屋根の材質が違うので一般の住宅では見ることができないが北傾斜で湿度の高い場所では樹に生えているのを見かける一雨来るとより風情があるのだけど 読んでいただきありがとうございます。応援のクリックをどうぞよろしく！↓にほんブログ村

雪笹　小豆菜

春菜摘み雪笹の花愛おしむ＊季語　春菜　春　はるなつみ　ゆきささのはな　あいおしむ＊雪笹の花は小さく目立たない野草でブナなどの林床に見かける北海道では小豆菜とよんで春の山菜で若菜を摘む蕾が出たものは乱獲や次につなぐという意味でも摘まない　---写真は道の駅あっざぶ・厚沢部町観光協会より---茹でてシンプルにお浸に甘みがあっておいしい灰汁が少なく食べやすい山菜で茹でている時にほんのり小豆の香りがする葉脈は笹のように縦なので笹の名前が雪のような花なので雪笹飛騨高山地方で呼んでいるアズキナはナンテンハギの事のようでナンテンハギも茹でる時に小豆の匂いがすると言う記事を読みました。道南は山菜狩りの時期読んでいただきありがとうございます。応援のクリックを頂ければうれしい↓にほんブログ村

春落ち葉

春落葉区切りをどこに後継者　　綾＊季語　春落ち葉　春*街路樹の下を歩いていたら上からパラパラ落葉が道を見たら落ち葉が吹き寄せられて新芽が古い葉をつつっくってそういう表現をFBで友人がコメントしていた竹も黄色くなって来た常緑広葉樹は新しい葉と交代に古い葉を落とす新旧交代なのねご訪問いただきありがとうございます。応援のクリックよろしくお願いします↓にほんブログ村

ながみひなげし

芥子の花都会に住まいハムレット＊季語　芥子の花　夏*新聞に植えていい芥子と植えていけない芥子の話が掲載されていた阿片の原料となるアルカロイドを含んだ芥子はNO植えて良い芥子の中にナガミヒナゲシがあって問題だという内容だったナガミヒナゲシは帰化植物で驚異的な繁殖力で在来種を淘汰する恐れがある見た目はとっても可愛いポピーつい庭にもって帰りたくなるアルカリ土壌を好むのでコンクリートの割れ目など道端で見かける幹線道路のコンクリート際に咲いていて種が車のタイヤについて田舎のほうへも運ばれ迷惑しているようだ読んでいただきありがとうございます。応援のクリックをどうぞよろしく！↓にほんブログ村

夏落葉　黄支子色

黄支子夏落葉を飾り逝く＊季語　夏落葉　夏きくちなし　なつらくようを　かざりゆく＊梔子・支子の季語は夏の季語「梔子の花」秋の季語「梔子の実」「梔子」今梔子の姿は夏落葉に近づいている夏落葉は初夏に新葉が出てから古い葉を落とす常緑樹葉が茶色になって落ちる木はあまり目立たない梔子は実に含まれている染料のような鮮やかな黄色枯葉のようでなく艶々している遠くから見るとめずらしい花かなと思ってしまうこれからゆっくり落葉が始まる読んでいただきありがとうございます。応援のクリックをどうぞよろしく！↓にほんブログ村

甘夏

地に着きて身の程知らず甘夏の季語　夏みかん・甘夏　春季語は旧暦、新暦のずれなどもありたいていの場合シーズン先どりの傾向夏みかんの季語は春名前は夏なのに樹になっているのは熟してもう収穫会津の身知らずの柿（渋柿）っていうのを思いだしました＊お散歩の途中さんさんと陽を浴びてもうたわわに実ってこのあたりで庭に植えられている果樹は甘夏みかんのことが多い1月ごろ収穫して貯蔵すると酸味がぬけるお店で見かけるのは3，4月頃が多いそれで夏みかん・甘夏の季語は春なのかな夏みかんは甘夏より2ヶ月ほど遅い収穫1月にお庭になった甘夏をたくさんいただくのでオレンジピールやマーマレードを作りが楽しみ家の中いっぱいに甘夏のいい香りがします。今年もオレンジ（甘夏）ピールの季節がやってきた～外の皮をピーラーでごく薄くとると苦味も少なく色もきれいにあがるこの方法で作っている人はいないようで違うわよっていう顔をされますお天気のいい日に作り天日で干すと長く保存できそのまま食べてもよし、ケーキに入れてもよし出来立ては固めのゼリーのようですご訪問ありがとうございます応援のクリックを頂ければうれしい↓にほんブログ村

七五三

髪置きの子カメラ目線に草臥れて　　綾かみおきのこかめらめせんにくたびてれ＊季語　七五三　初冬　子季語　髪置き--髪置き--昔、男女は三歳になった時に髪を伸ばし始める祝いの式を行った耳に残る草履の鈴音七五三　　綾＊季語　七五三　初冬　子季語　髪置き​紅差して紅の被布着てハレ三つ身　綾＊季語　被布　冬

緑道で色々な人とすれ違う

すれ違ふ赤子の匂ひ小春風　　綾＊季語　小春　冬　子季語　小春風

アシナガバチ　肉団子

目の前に被写体飛び込み夏近し　​　綾＊季語　夏近し　春＊昨年も来ていたあしなが蜂薔薇の手入れをしていたら目の前に生きた虫をくわえてとまった結構なスピードで調理昨年も肉団子料理中をカメラに葉の上だったので今年より写りが良いようだスズメバチ科コアシナガバチ、同じ種類かなトマトの葉調理台かな虫団子　　綾＊季語　トマト　夏　--2017年6月--肉食系の蜂、危険だなと思いつつカメラを向けた成虫は虫を食べないで幼虫から蜜のようなものをもらうようだ薔薇の蕾を貫通する尺取り虫等を捕まえてくれるうれしい助っ人危険な事には変わりない姿勢低く刺激せず写真を何枚か撮った色々な虫が来るな~！​ご訪問いただきありがとうございます。応援のクリックよろしくお願いします↓にほんブログ村

青梅雨好きだな～

​​​​​青梅雨や一呼吸ごと雨滴落つ　　綾​＊季語　青梅雨　夏＊梅雨に入って木々は新緑の面影を残しつつ緑が勢いよく伸び始め降り続く雨でさらに緑が際立つ「青梅雨」は木々に降る恵みの雨の事一本の木を眺めていると雨粒が木々の葉の上に落ち一呼吸おいて次の葉に彼方此方で木の葉が雨粒をはじいてバイブをたたくように音が生まれる​メロディーを奏でている--バイブ--（バイブラフォン　ビブラフォン）​森の中を傘をさして通るとまた違った音バイブならMJQ(Modern Jazz Quartet)​https://www.youtube.com/watch?v=5fuenkYOGgE​傘に落ちる雨と木々を揺らす風と雨ハーモニーが美しい草の上の雫も小さく盛り上がった雨滴の粒も手をつなぎ大地に落ちるお天気には見られない美しい風景が彼方此方に青梅雨は大地に恵みをもたらす　ご訪問いただきありがとうございます。応援のクリックよろしくお願いします↓にほんブログ村​​​​​

金平糖の花たち

言いたいな棘ある花も律の風いいたいな　とげあるはなもりちのかぜ＊季語　律の風　秋*アキノウナギツカミ葉にも茎にも棘があるこれでヌルヌルの鰻も捕まえられそう名前の由来はここから花がそっくりで似たものがあるどれも蕾は金平糖みたい葉の形で見分けているアキノウナギツカミは葉が矢尻型で細長いミゾソバは別名ウシノヒタイとよばれ葉の形がウシノヒタイにいているママコノシリヌグイは葉が三角形それにしてもすごい名前で呼ばれている昔から誰かが偶然言った名前がそのまま口承で正式名称になったのかな昔の人たちの生活の一コマが垣間見られるご訪問いただきありがとうございます。応援のクリックよろしくお願いしますにほんブログ村

桜

呼び取りて桜一片海を越え＊季語　桜　春＊よびとりて　さくらひとひら　うみをこえ---思い出編---＊窓からは開花時期の違う桜一日一日違う桜の様子雨も又よし幹が雨に濡れて花を引立てる曇りも幻想的花散るもよし散り方もゆっくり一片が舞うことも吹雪のように舞うことも桜ってどんな姿にも魅了される桜前線北上中！！読んでいただきありがとうございます。応援のクリックを頂ければうれしい↓にほんブログ村

春茜

影絵にも里わの火影はるあかね＊季語　春茜　春＊かげえにもさとわのほかげはるあかね＊里わの火影（ほかげ）里の人家に明かりが灯されていく＊左右のとんがった高い木はドイツトウヒクリスマツリーにも使う木周りの森も前の家の屋根も影絵影絵の向うに青い空にピンクの雲春の柔らかな夕日---道南厚沢部町にて撮影---読んでいただきありがとうございます。応援のクリックを頂ければうれしい↓にほんブログ村

大島桜

桜白蒼玉透けし空の海＊季語　桜　春蒼玉（そうぎょく）サファイアさくらしろ　そうぎょくすけし　そらのうみ*ソメイヨシノの親のオオシマザクラ野生種で遊歩道に何本かある山桜なので葉と一緒に花が咲く白くソメイヨシノより大き目の花関東近辺で見かけることが多く伊豆半島や房総半島等にも自生しており海の潮風にも強いようです桜餅でおなじみの桜の葉の塩漬けはこのサクラの若葉を使うのですってずっと八重桜の葉を使うのだと思っていた花より団子のほうも道明寺の桜餅愛用の銀杏の木べらも 餡を練り上げるのにとても便利読んでいただきありがとうございます。応援のクリックを頂ければうれしい↓にほんブログ村

シラー・ペルビアナ　大蔓穂（オオツルボ）

瑠璃色に春真っ盛り大蔓穂＊季語　　春＊鮮やかな透明感のある浅き瑠璃色蕾は碧瑠璃、草丈50cm小さなたくさんの花花の全体の大きさは両手を広げたくらい大きい特にこの個体はおおきいようだシラー赤ワインのブドウ品種にもある名関連があるのかと思って調べたらギリシャ語で毒のあるという意味球根の毒を持っている猛毒の鳥兜も妖艶な魅力的な花存在感のある花だ読んでいただきありがとうございます。応援のクリックを頂ければうれしい↓にほんブログ村

花韮

舞い降りるダビデの星や春の日に　綾＊季語　春＊空き地に花韮が咲いているのを見かけた薔薇のちかくにニラを植えると虫よけになると聞いたことがある我が家の庭にも出現した強い植物なので増えすぎの懸念もあるが薔薇の花壇に持ってきた調べたら食用のニラと違って毒性があるようだ我が家の周りでは野に生えているがどうも園芸種のようだ葉をちぎるとニラの匂いがするもともとニラは嫌いなのだが花は星形で優しい姿、形は愛らしい--追記--コメントをいただいて句を校正致しました。ありがとうございました。ご訪問いただきありがとうございます。応援のクリックよろしくお願いします↓にほんブログ村

ゆりかもめ　クイーンの塔

鳴き交わすクイーンの塔に冬朝日　　綾*季語　冬朝日　冬ご訪問いただきありがとうございます。応援のクリックよろしくお願いします↓にほんブログ村

コーヒータイム

コーヒーと風の揺らぎや春日透く　　綾＊季語　春日　春 　＊今日も風が強い花粉がじゃんじゃん飛んでいそう昨日は風も穏やか、家人もみな外出のびりした一日部屋に入る日差しが遠くなって朝おひさまがまだ恋しい温度おひさまに寄って行ってゆっくりコーヒータイム散る桜を惜しんで・・夕食は時間まちまち夕方は冷蔵庫にあるものでワンプレートに夕方現れた近くに住む孫はお弁当にしてお持ちかえりご訪問いただきありがとうございます。応援のクリックよろしくお願いします↓にほんブログ村

紫陽花　甕覗の色

梅雨空に甕覗かな朱の傘と　　綾*季語　梅雨　夏＊伝統色名「甕覗」かめのぞきは柔らかい淡い青色藍を藍瓶で染める時糸を度も何度も浸けては取り出し空気に触れさせ発色させて染めていく甕覗はさっと浸して染めた色水瓶に空の青が映った色とも言われている藍色は浸した回数によって濃さによっていろいろな名前がついているご訪問いただきありがとうございます。応援のクリックよろしくお願いします↓にほんブログ村

一番身近な自生の野生蘭

​​三つ編みですくつと立つや夏の野に　　綾＊季語　夏野　夏　子季語　夏の野髪飾り夏草の中巻き毛かな　　綾＊季語　夏草　夏＊捩じれて咲く捩花茎が何本あるのかわからないが複数の茎が撚られて丈夫にまっすぐに空に向かって捩花はラン科ネジバナ属ミニミニサイズの蘭お隣の庭では毎年咲いているこれを移植するのは難しいようだ捩花の根は菌根で菌類と共生していることが関係している芝生とは仲良し 英語では「Lady’s tresses」「tresses」巻き毛、編んだ髪、「tresses」フランス語で三つ編み美容院用語で三つ編みご訪問いただきありがとうございます。応援のクリックよろしくお願いします↓にほんブログ村​​

蛹育ってます

翅透けて夏青空へ時を待つ　　　　​綾＊季語　夏空　夏＊緑の籠で蛹になった7匹昨年はみんな色が同じ薄茶色中には少し濃いめの色合いの個体も光が少ない場所に置いていた蛹の色の不思議今年はいったん薄茶色ぽくなったが置き場所を朝日が入る場所においてみた窓から一番遠いほうで二番目に蛹になった個体は薄茶色他の六匹は現時点でうす緑色やはり保護色なのだろうそれと光線も影響しているようだ基本的には同じ環境で育った蛹は同じような色になる羽化に近づいて色が変化していくだろう最後まで餌を食べていたやせっぽちも蛹になった2日間悠々と食べて太って3匹集まっている場所に登って蛹になった何もこんなにつかなくっても・・・安心感があるのかな同じ日に羽化にならないと思うが真ん中に挟まった場所上がつかえていてちよっと心配無事羽化することを・・・今年は蛹時代の気温が高く翅が出来上がる段階で蛹に透明感があり翅が良く見えている気温が低い場合羽化に時間がかかり蛹が固くなり色も濃く透明感が無くなってくる羽化は週末かな1週間くらいかな　　　　　　　　　　　　　--8月2日17時　再編集--​ご訪問いただきありがとうございます。応援のクリックよろしくお願いします↓にほんブログ村

裸木の美しさ

​​​木々脈々ホリゾント染め​暮早し  綾​＊季語　短日　冬　子季語　暮早し--ホリゾント--舞台の背景幕や壁・それを照らす照明空や空間、無限の空を表す　Wikipediaより​裸木の息吹空へと暮色かな　　綾＊季語　枯木　冬　子季語　裸木​​​

冬薊

せせらぎに耳傾けて冬あざみ　　綾＊季語　冬薊　冬

南蛮煙管　思草

もの思ひ尾花が下に寄りて咲く　　綾＊季語　尾花　秋＊ナンバンギセルは根に薄等に寄生して下向きの小さな花を咲かせる地上には葉もなく茎もないのびた花茎に花をつける宿主の光合成産物を受け取って生育する不思議な植物

キアシナガバチ

共存できぬものあり夏隣　　綾＊季語　夏隣＊キアシナガバチウエストがくびれ腰がふっくら産卵管・毒針を持っているの・・・怖いそしてこの時期なので冬眠から覚めて巣作り場所探しの新しい女王蜂だろう前に巣のあったところに帰ってくるって言われていて一昨年はもみの木昨年はちょうど今頃の時期に出窓下今年はシャッターのあたりでうろうろ網戸の中に紛れ込んだので消毒用アルコールで麻酔（動きがとまる）→落ちてそのままアルコールづけに土の中に埋葬本当は共存できるといいのだけど世の中は共存できぬものとの戦いが・・

遊歩道で

春の野に今日は一人と立ち話　　綾＊季語　春の野＊遊歩道を歩いてお散歩中の方とお話しする事は少ないのだけど特に今回の外出自粛期間はすれ違うのも何だかいつもと違う今日は野草好きの方と金蘭や銀蘭の話になった家族以外の人間とのコミュニケーションがQOL・生活の質を高めるとか家族以外の人としゃべるのがいいとか最近は置き配もあり感染防止にはこれも良いかなとしかしへたすると家族以外の人とまったくしゃべらない日もあるようだlineの古くからの友人のグループでは日に50通以上のおしゃべりが行きかっている

ヒロシマ

​​白スニーカー沁むセピア色ヒロシマ忌　　​綾　　　　　　　　　　　--写真は広島の市花--しろスニーカーしむセピアいろヒロシマき​​＊季語　ヒロシマ忌　夏​＊白いスニーカーは平和の象徴のように思える広島平和記念資料館で見たセピア色の写真この写真に色を再現させるという話も一時あったようだ・・・元気な少年たちが館内に足を踏み入れた時のスニーカーの足取り​このヒロシマの大地からの呻きを当時原爆を投下された地には75年草木も生えないと言われたほどのこの焦土にいち早く咲いた夾竹桃の花​復興への希望の花そして広島は豊かな緑によみがえった今年は原爆投下から75年普通カタカナで書かない言葉を特別な意味を持った言葉をカタカナで表すヒロシマ、ナガサキの場合国際性を持った固有名詞日本語で表す時はカタカナ表記している​​

走り根

走り根の鼓動伝えて紅葉照る　　綾＊季語　紅葉照る

曼珠沙華

逃げた恋残り火はらり彼岸花　　綾​　​​＊季語　曼珠沙華　秋​

ギンラン　ササバギンラン

​​銀蘭　笹葉銀蘭​​

盗人萩

ニイニイゼミ　遅生まれ

まだ青き衣まといて秋の蝉　　綾＊季語　秋の蝉　秋五番目の蝉穴出でて青き翅　　綾＊季語　蝉生まる　夏　子季語　蝉の穴＊ジューンベリーの根元に蝉穴を見つけたニイニイゼミの地味な茶色の翅でないが家から見ていて動きがまさにそれ横這い忍者歩き上から下りてくるところを目撃今朝羽化したのだろうこの辺りでは夏一番にニイニイゼミの声を聞く少々遅生まれまだまだ暑いものね昼過ぎには無事飛び立った

薊

​​さわさわと言葉や骸冬あざみ　　綾さわさわとことばはむくろふゆあざみ*季語　冬薊＊立春の今日春の季語なのだけど季語はまだ冬で冬の真っただ中にせせらぎの土手に咲いていた薊花はか細くその分葉は目立つ棘は細くて鋭い​​