ボストン・レッドソックスの松坂大輔は、地元でのシアトル・マリナーズ戦に先発。
イチローと再戦を果たした松坂との対戦は
第1打席はフルカウントから四球。出塁したイチローは2盗を決め、41回連続で盗塁成功のア・リーグ新記録を達成。
第2打席では大きな当たりのセンターフライに打ち取った。
4回の第3打席はカウント0-3からイチローが打ちに行くがファール。結局四球。
イチロー対松坂の対戦は、1打数無安打2四球という結果だった。
松坂は、初回にいきなり3連続四球。その後内野ゴロの間に1点を失う。
さらに死球で再び満塁とすると、ギーエンにライトへの2点タイムリー二塁打を浴び、3失点目。その後もエラーなどで2点を失い、初回だけで5失点。
2回を3者凡退に仕留めた松坂は、味方が同点に追いついた後の3回も城島健司捕手を空振り三振に取るなど、4回までの3イニングを無安打無失点と立ち直りの兆し。
ところが勝ち越した直後の5回表に四球とヒットで1死一、二塁とされると、ギーエンのタイムリーなどで同点に追いつかれ、5回でマウンドを降りた。
この日は今季最短の5イニング、96球を投げて5安打、6四死球、1奪三振、7失点。
防御率は5・45となっている。
この日の松坂は、コントロールがバラバラで今期最悪の出来だったかもしれない。
得意にスライダーはすっぽぬけが多く、変化球でストライクが取れない。
2回以降、直球主体に組み立てたが、直球も逆球が多く、ストライクを取るのに苦労。
きっと今日は、イチローとの対決どころではなかったはず。
レッドソックスは8回にマニー・ラミレスのこの日2発目となる5号ソロで勝ち越し、8-7で接戦を制している。
試合後の松坂のコメント
「状態が一番悪いとは言わないが、マウンドを降りた後、ものすごいストレスを感じている。振り返ると、いくつもこういうゲームが続いているので、チームに申し訳ない。
前回よりもいいボールが投げられると思っていたが、その反対でした。マウンドを降りていろいろ考えたが、こういう投球が続いている以上、何かを変えていかなければいけないと感じています」
イチローは、試合後松坂に対し、
「ストライク率がね。投げるボールは同じだったけど、それに比べてストライクが少なかった」
2007 松坂大輔 個人成績 |
日
付 | 対戦
チーム | 勝
敗 | 防御
率 | 回
数 | 被
安 | 被
三 | 与
四 | 自
責 | 球
数 | 完
投 |
5.2 | マリナーズ | - | 5.45 | 5 | 5 | 1 | 6 | 7 | 96 | - |
4.27 | ヤンキース | ○ | 4.36 | 6 | 5 | 7 | 4 | 4 | 117 | - |
4.23 | ヤンキース | ○ | 4.00 | 7 | 8 | 7 | 3 | 6 | 108 | - |
4.16 | B.ジェイズ | ● | 2.70 | 6 | 3 | 10 | 3 | 2 | 105 | - |
4.12 | マリナーズ | ● | 2.57 | 7 | 8 | 4 | 1 | 3 | 103 | - |
4.6 | ロイヤルズ | ○ | 1.28 | 7 | 6 | 10 | 1 | 1 | 108 | - |
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