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ヨブ記40章を読んで思うこと。それは、「いよいよラスト3章、神の二度目の問い」について。
神からの初めの問いかけ(ヨブ記38章〜39章)の後、ヨブは答えます。そしてその後、神はヨブに、再び問いかけます(ヨブ記40章〜41章)。 主はまた、ヨブに答えて言われた、「非難する者が全能者と争おうとするのか、神と論ずる者はこれに答えよ」。そこで、ヨブは主に答えて言った、「見よ、わたしはまことに卑しい者です、なんとあなたに答えましょうか。ただ手を口に当てるのみです。わたしはすでに一度言いました、また言いません、すでに二度言いました、重ねて申しません」。主はまた、つむじ風の中からヨブに答えられた、「あなたは腰に帯して、男らしくせよ。わたしはあなたに尋ねる、わたしに答えよ。」(ヨブ記40:1〜7) ヨブに対する問いかけは、二度あります。 ヨブ記38章〜39章は、「つむじ風の中から」(ヨブ記38:1)第一回目の問いかけ。その特徴は「知っているか」です。 動物や天体が登場し、自然の不思議な営みをもって、神の創造の世界を計り知る事ができない人間の限界を教えています。 ヨブ記40章〜41章は、「つむじ風の中から」(ヨブ記40:6)第二回目の問いかけ。 その特徴は「力(さばき・ミシュパート)」です。「統治力・支配力・制御力」を示しています。 「河馬(かば・ベヘモート)を見よ、これはあなたと同様にわたしが造ったもので、牛のように草を食う。(ヨブ記40:15) 主はヨブに、「これらを飼ったり支配する事ができるか」と語ります。「これらを正しく治める事ができるならば、その力を行使せよ」と語ります。何度も主は、ヨブに反問的に語ります。 つまり人間的な視点から、悪や苦難の問題を追求するならば、ヨブと三人の友人、エリフとの対論に見るように、まことの解決に至る事はできません。 神は、人間が知識や力をもっても、制御できない領域、自由に支配できない領域がある事を教えています。 故に私たちは、確かな神の視点から、啓示と信仰によって、これらの問題を見つめる必要があります。これが、神からの問いの答えです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/01/28 06:30:52 AM
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