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サムエル記上13章を読んで思うこと。それは「自分の為の礼拝による、サウルの失敗」について。 サウルは不安と恐れの故に、サムエル先生を待てず、神の言葉を守れず、自分本位の人間的な手段により、行動してしまいました。この物語の中に、すでにサウル王権の失墜が見えます。 不安と恐れにより、神への信頼を失うこと、無にすることが、サウル王の大きな欠陥です。このイスラエルの王制は、土台から信仰がありません。 私たちは、神の言葉を読み、生ける主に従い、不安と恐れをかき分けて、サムエル先生を待つ如く、再臨の主を待ち望むのです。ここに大切な適用があります。 ペリシテ軍の戦車は3万、騎兵は6千。それは、海辺の砂のような兵士の数です。それに対してイスラエル軍は、サウルの部隊が2千、息子ヨナタンの部隊が1千。合計3千の戦力です。それに鉄文化の武器が豊富なペリシテ人と異なり、イスラエルには武器が乏しい。誰が見ても形勢不利でした。故に隠れる者、逃げる者が続出。結局、サウル王と共に残った者は、わずか600人でした。しかし、ここからが勝負です。この戦いは「主の戦い」です。 しかしサウル王は、サムエル先生の来会を待つことができず、自分で全焼のいけにえをささげ、民の心を(自分の心を)繋ぎ止めようとしました。礼拝が終わった後に、サムエル先生がやって来て、サウルは叱られます。「あなたは何ということをしたのか。」と。(サムエル記上13:11) 最後の悔い改めのチャンスを失うサウル王。サウルは、サムエル先生より厳しい宣告を受けた時、終始、自己弁護に走ります。この自己弁護には、神への信仰がありません。この戦いが「主の戦い」であるという、神への信仰がありません。不安と恐れの故に、大切な神への信仰をすでにここで、サウル王は失っています。 あなたの信仰の備えは、いかにや。さあ、ここからが勝負です。この戦いは「主の戦い」です。 サムエルはサウルに言った、「あなたは愚かなことをした。あなたは、あなたの神、主の命じられた命令を守らなかった。もし守ったならば、主は今あなたの王国を長くイスラエルの上に確保されたであろう。しかし今は、あなたの王国は続かないであろう。主は自分の心にかなう人を求めて、その人に民の君となることを命じられた。あなたが主の命じられた事を守らなかったからである」。(サムエル記上13:13〜14)
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Last updated
2021/01/31 09:46:49 AM
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