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テーマ:中国&台湾(3292)
カテゴリ:北京で働く
最近ネーミングの仕事で悩み中です。
海外のブランド名の場合、日本ではそのままカタカナを使い外来語としてしまうことが多いですが、中国では何が何でも漢字を当てます。 音が近い漢字を当て、且つ中国語としての意味もあるネーミングが良しとされます。例えばコカコーラは中国語で「可口可楽 ke3kou3ke3le4 コーコウコーラー(おいしく楽しいという意味)」となり、意味も良く、音も近いとして中国語ネーミングの成功例でよく紹介されます。 比較的新しいところでは、Googleの中国語名「谷歌」、ポッキーの中国語名「百奇」、メントスは「曼妥思」などがありますが、これら多くの中国語ネーミングを見かけるたびに「これはなかなかよろしい」「これはちょっといまいち」など好き勝手に批評してきました。しかし、いざ自分がネーミングをつける立場になると、これはなかなか難しいことに気付きます。 また、中国の難しいところは当事者が名付けたものとは別の名前で中国内に浸透してしまうことがよくあることです。例えば最近の例ですと、東京ミッドタウンの中国語名は当事者が「東京中城」と名付けていても、中国の各メディアは「東京中心城」と報道し、これで定着しそうなようです。これについてはぺきんのぐっちさんのブログ「東京中心城で定着してしまいそうな 東京ミッドタウン(東京中城)」で詳しく書かれているので是非ご覧下さい。 このように最近中国語ネーミングで悩んでいるわけですが、以前にも同じようにネーミングで悩んだことを思い出しました。大学1年の頃の話です。1年生の仲間内で集まってサークルを作ることになりました。それでやはりサークル名を何にするかで悩みました。 色々議論があった後に、私が出した案「CRAP」が採用されました。何でこの単語を選んだのか忘れましたが、何となく英語だとかっこいいし、響きもかわいらしいということだったかと思います。友人たちにも好評で、女子メンバーにも「CRAPってかわいいねー」と人気でした。 サークル活動が始まって半年ほどしてから「CRAPってどういう意味なんだろう、そもそもそんな単語あるのか」という素朴な疑問が起こり、辞書で調べてみました。そしたら。。 「CRAP - うんこ」 と書いてあります。 「やばっ!! CRAPってうんこって意味じゃん!!」と言い出しっぺとしては相当あせりました。まあ誰1人気付かなかったというのもどうかと思うわけですが。 これが今までで一番のネーミングの失敗例ですね。 ちゃんと意味を確かめてから名付けなければならないと身を持って体験しました。 お金の絡まない学生のうちに失敗しておいてよかったです。 今回は失敗しないように頑張ります。 最後に、便利な中国語名付けサイトを紹介します。 欧米人の場合、例えばDavid Beckhamは「大衛・貝克漢姆」というように音に近い漢字が当てられます。しかし、日本人の場合は漢字の名前をそのまま使うため、読み方がまるっきり変わってしまいます。例えば鈴木さんはリンムー、田中さんはティエンチョンとなります。 このサイト「取中文名字」を使うと、自分の名前の発音をベースにした漢字名を付けてくれるので新鮮です。 取中文名字 ちなみに私もやってみたのですが、「農夢協」でした。。 あまりかっこよくないです。確かに音は微妙に合っていますが。 ぜひ試してみて下さいね!人気blogランキングへ ![]() 中国語ネーミング開発ハンドブック 中国に溶け込むネーミング開発ノウハウ。 ![]() 売れる!ネーミング発想塾 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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