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2017年01月22日
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カテゴリ:ネイチャー
ザクロは仏教では鬼子母神の持つ果物である。

「開けゴマ」や「桃太郎」の胡麻や桃のように、伝承された物語に出て来る食材は、意識的あるいは無意識的に、古来、体によい効果があることを物語に托して後世の人類に伝えようとしたものではないかという仮説を吹聴したことがある。

また「胡麻」「胡桃(くるみ)」の「胡」は西方から伝来され、古来中国で珍重された麻の実や桃に匹敵する効能を秘めていることを示していると言うと、字のパワーゆえか納得する人が多いようだ。

そうした食に関する仮説を披露すると、なるほどと傾聴する人と、一笑にふする人がいて、その反応もまた面白いものがある。

食を楽しむためのものとしてのみとらえている人と、薬食一元的にとらえている人と大別できるようで、

後者はあふれかえる情報のなかで翻弄されている面がある。

先日、仕事の帰りがけ、同僚に

「まだウォーキングは続けているんですか?」と尋ねられた。

「続けているよ。平日は一時間あるときは海に、30、40分程度なら公園の裏山を一回りする。

生活習慣として洗面や歯磨きのように組み入れることが大切なんだ。

股開き健康法が話題になったけど、あれも一日は休んでも二日と休んではいけない、二日休んだら最初のプログラムに戻るとあったけど、毎日続けることに意味がある。」

「どんな日にもですか?」

「大雨の日には、市民会館の屋根の下で ゾンビ体操と体幹運動 だけして帰ってくるけどね。

最近はね、休みの日、川沿いに2時間ほど朝ウォーキングして、コーヒーおかわり自由のファーストフードのお店でスープセットを注文して1時間くらいduolinngoするのを楽しみにしていてね。

続けることは大変ではない、続けるための工夫が必要なんだ。

何か励みになるものとか、楽しみを付け加えるとかね、

私の場合は『ありがとう日記』に「朝ウォーキング207日目」とか記録するのも励みになっているかな。

心臓の疾患があって、医者から『よくなることはありません、いずれ手術が必要です』と言われていたけど、ウォーキングを始めてからね、「今日は軽いですね」とか「変わりはありません」と言われて半年に一回の検査が10ヶ月後でよくなった、

そうしたことが朝ウォーキングを続ける励みになっているね。

ただ前立腺のPSA値が上がっていてね、ウォーキングやこれまで試した食材では効果が確認できない。別の運動なり食材を探しているところだ。」

「自分の身体で人体実験しているんですね」

「自分の体の遺伝的特性を受け継いだ子や孫にとっても、私自身の実験と検証から

どういう疾患にはどういう食べ物や運動をとアドバイスできるかも、おじいちゃんの知恵袋となるかもね。

あるいは同じ疾患を持つ人にとっても選択肢の一つとして提示できるかもしれないね。」


古代ギリシャ医学の父『ヒポクラテスの医学書』、哲学者『デオフラストスの医学書』、パピルスに書かれた『エジプトの医学書』、『中国の漢方書』、インド最古の医学書『アーユルウェーダ』、プリニウスによる『博物誌』、ディオスコリデスの『薬物誌』など、イランに伝わるペルシャ医学には、ザクロの効能が記載され、日本ではシルクロードを伝って平安時代からすでに薬用目的で入ってきたようで、『日用本草』、『本草蒙筌』などに記されている。

ザクロについて にある。

一時、女性ホルモンについてザクロの効能が話題になったが、
市販のザクロ商品から有効成分が検出できなかったと国民生活センターから発表され(2000年4月6日:公表)、効果・効能を期待させるような表示は薬事法上問題と注意を促しているという。

1)消費者へのアンケート結果では、ザクロは天然の女性ホルモンがはいっており更年期障害などに効果があると思っている人は少なくなかった。
2)ザクロを使った健康志向食品を分析したところ、今回調べた4種類のエストロゲンは検出されなかった。
3)ザクロの果実の種子部分には植物性エストロゲンのクメステロールが含まれていたが、種子を原料として使用しているといっていても商品には検出されなかった。
4)原材料に植物性エストロゲンの大豆イソフラボンの表示のあるものは、その含有が確認できたが、摂取量や活性の強さを考えると身体への影響はあまり考えられない。
5)一部の銘柄について女性ホルモン様作用を調べたが、活性は認められなかった。
6)8銘柄については商品やパンフレットに効能・効果と受け取れる表示があり、薬事法上問題ある表示と思われた。
7)エストロゲンを期待させる表現がみられたものが多くあったが、消費者に誤解を与える可能性がある。
8)メーカーへ問合わせた結果、商品中にエストロゲンが入っていないと回答があったのは1社であった。

結論として、「ザクロを使った健康志向食品も、医薬品的効果を期待して利用するのではなく、食生活に多様性を与える食品の1 つとして利用すべきである。」とある。
食品による薬事効果について過剰な期待は慎むべきということであろうか。



ザクロ

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)デービッド・ゲッフェン医学部泌尿器科のグループからの報告です。
ザクロジュースが前立腺がんに対して、発生を予防したり、増殖を抑える効果があることは多くの研究で報告されています。この研究では、前立腺がんの治療として手術や放射線治療を受けたあと、前立腺がんの腫瘍マーカーである前立腺特異抗原(PSA)が上昇している患者における、ザクロジュース飲用の効果をフェース2臨床試験として検討しています。

手術あるいは放射線治療を受けた前立腺がん患者で、治療後PSAが上昇傾向にあり、その値が0.2~5 ng/mlで、Gleasonスコアーが7以下の比較的おとなしい前立腺がんの患者で検討されています。
被験者はがんが進行するまで(効果が出なくなるまで)ザクロジュースを1日8オンス(約240ml)を毎日服用しました。この量は総ポリフェノール量がgallic acid換算で570mgに相当します。
問題になるような副作用は認められませんでした。
PSAが倍に上昇する期間は、治療前は15ヶ月でしたが、ザクロジュース服用後は54ヶ月に延長しました。
患者血清を培養した前立腺がん細胞に添加した場合、ザクロジュース服用前と比べて、服用後の血清を添加すると、がん細胞の増殖は12%減少し、細胞死(アポトーシス)は17%増えました
また、血清中の抗酸化力はジュースを服用することによって強化されていました。
以上の結果から、ザクロジュースを飲用すると、前立腺がん細胞の増殖を抑え、細胞死が起こりやすくなり、血液の抗酸化力が上がることが明らかになり、臨床試験で有効性を検討する価値があることが示唆されました。

現時点では、人間の前立腺がんに対する臨床効果が十分に証明されたわけではありませんが、ザクロジュースあるいはザクロエキスのサプリメントは前立腺がん患者が試してみる価値はあるようです。


①ザクロジュースによる前立腺がん抑制作用におけるConnexin 43の関与

○朝元 誠人、内木 綾、佐藤 慎哉、白井 智之
(名古屋市立大学大学院医学研究科 実験病態病理学)

「前立腺癌は欧米では最も罹患率、死亡率の高い悪性腫瘍の1つであり日本においても増加傾向が認められ、その予防と進展阻止が急務である。我々は前立腺癌トランスジェニックラットモデル(TRAP)を用いて、前立腺癌、乳癌、大腸癌、肺癌などの抑制効果が報告され注目されているザクロジュースの前立腺癌予防効果を確認し、ヒト前立腺癌細胞LNCaPへの効果を追究した。
LNCaP はアンドロゲンに反応し、ヒトのアンドロゲン依存性前立腺癌のモデルとされる。そこでザクロジュースを5%の濃度で前立腺癌細胞LNCaPの培地に添加し、その効果は細胞の増殖とアポトーシスへの影響をWST-1アッセイとWestern blotting 法で検索した。
LNCaPにザクロジュースを培地に5%の割合で添加すると約30分で培養フラスコ底面に接着して増殖している細胞が完全に浮遊し、1日後にはすべての細胞がアポトーシスを起こし死滅した。増殖生細胞数をWST-1アッセイで測定すると3%および5%ザクロジュース投与群で有意に減少することが確認された。また3%および5%ザクロジュース添加群では細胞からDNAを抽出しアガロースゲルにて電気泳動を行うといわゆるDNAラダーが認められ、DNAがアポトーシスにより断片化されていることが確認された。さらに、ザクロジュース処理LNCaP細胞よりタンパク質を抽出しWestern blotting法にてアポトーシスの指標である活性化Caspase3の増加、増殖の指標となるcyclinD1の減少、そしてConnexin43の上昇が認められた。また、siRNAによりConnexin43の発現を抑制するとLNCaP細胞のザクロジュースによる細胞死誘導が阻害された。ザクロジュース処置によりヒト正常前立腺細胞には明らかな変化を与えなかった。
ザクロジュースには前立腺癌に対して増殖抑制、アポトーシス誘導作用が存在することが確認された。LNCaPに対する著しい細胞殺効果のメカニズムとしてアポトーシスの誘導が細胞形態変化、DNAラダーの出現、活性型Caspase3の出現で確認され、CyclinD1の発現低下による増殖能の低下、細胞間連絡能を司るConnexin43分子の誘導などがザクロジュースによるがん抑制作用のメカニズムの一端と考えられた。」





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最終更新日  2017年01月22日 04時56分48秒
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