確か幼稚園の時お弁当の日と給食の日があって、お弁当の日は番茶がやかんで賄われて、給食の日は牛乳と菓子パンが出たんじゃなかったかなあ。 で、白牛乳飲めない子はフルーツ牛乳を貰えるんだけど、この場合の飲めない子って、単に嫌いな子じゃなくて体質的に飲めない子のことだったんだろうね。 僕はフルーツ牛乳大好きで、最初の頃それを飲んでいる子がとても羨ましかった。 でも考えてみるとフルーツ牛乳だからって余分な費用払っていたわけじゃないんだよね。 同じ金払って特別な牛乳飲んでるんだよ。 そのことに気付いた僕は先生と直接交渉したんだ。 なんでみんなに均等に選択権がないのかって言うこと。 そういうこと言う子だから嫌われてたのかなあ。でも、ある日から僕もフルーツ牛乳もらえるようになった。 で、しばらく経って参観日か何かの時だったと思う。 お袋が僕がフルーツ牛乳飲んでいるのを見たんだよ。 で、先生に訊いたんだね「何でうちの子はフルーツ牛乳を飲んでいるのか?」って。 うちのお袋は必ずしもああいう物が体にいいと思わない人間で、ごくたまにならいいけど毎回給食の度にフルーツ牛乳を僕が飲んでいるということを良しとは思わなかったんだな。 その次の給食の日から白牛乳に変わっていた。
実は今の僕からは想像もつかないほど当時の僕は偏食小僧だった。 あれだめ、これだめ、あれいや、これいや。 だから弁当の日はお袋も色々と気を使って作ってたらしい。 例えば同じ冷たいソーセージでもタコちゃんなら食べたけど、普通のだったら食べなかったし、ポテトサラダなんて絶対にだめだったし、冷たい揚げ物も嫌だった。 おにぎりも大きかったら全部食べることもなかったし、小さいおにぎりでも海苔がじっとりとしていると食べなかった。 だからお弁当の日は毎回お袋にとってはバトルだったんだろうね。 その内僕がポテトサラダにリンゴが入っていれば食べると分かると、リンゴとミカンを必ず入れて作ってみたり、揚げ物でも形が変わっていると食べることが分かって、かなり苦労して色々な形を作ってた。 クッキーとかの型抜きを使って星型にしたコロッケとかね。 気付いたら僕の偏食は治っていた。
給食の日は楽しみだった。 普段家で買ってもらえないような菓子パンが食べれたから。 スポンジケーキみたいな生地にクリームとさくらんぼの漬けたやつが乗ってる菓子パン。 スポンジ生地でクリームを挟んで、更にその外側をアイスクリームの最中生地みたいなやつで挟んだ菓子パン。 レーズン入りの蒸しパン。 いろいろあったなあ。 今にして思えばかなり手抜きで不健康な昼食だけど、楽しみだったなあ。
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Re:幼稚園のお昼(7/15)
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学者犬 さん |
名前しばらく考えましたが、さすが「食いしん坊」ですね(笑)。
繋がりにくいので、久しぶりの訪問になりました、お元気そうですね。
(2003年07月15日 23時39分22秒)
お母さん、コロッケまで手作りだったんですか!!愛情たっぷりでいいなあ。
兄貴は一人っ子?? ウチは4人もいたから、弁当の中身も「大量生産」で塩さばがほとんどで、妹なんか「塩さば女」と呼ばれてました。悲しいなあ。
でもその当時はイヤなことでも、時が経つと懐かしくなるよね。懐かしいプラス寂しい、みたいな。
(2003年07月18日 14時55分15秒)
偏食小僧。今はもう違うんでしょ?
お母さんもお弁当大変だったね(笑)
私が今、最悪に嫌いな物は、ゴボウかなあ。。
(2003年07月20日 13時45分47秒)