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カテゴリ:ずっこけアホ話
ある日。ある場所で。いつも通勤に利用している地下鉄駅から:その事件は始まった。
勤め先に向かうために、その駅の出入口を出たところ:どこかのお姉ちゃんが「おはようございます。どうぞ~」と言いながら利用客に何かを渡していた。 ペル君@「ん?またティッシュかなんか配ってんのかな??ん~?可愛い感じの娘だな?たまには手でも出してみようかな?」と 思い立ったが吉日。いつもは白杖を持っていると眼が見えないからと思ってかしら、無言で俺が行き過ぎるまで静かにしてるんだけれど? ところがそのお姉ちゃん@「おはようございます。○○です。これどうぞ~」と言いながら俺の手に何かを乗せてくれた。 ペル君@「あら?俺に渡すなんて珍しい事もあるもんだな?」と 思いきや、手に渡された物は ペル君@「なんだ広告かよ!ティッシュじゃねぇ~じゃん?いらねぇ~よ~チョットどうしようこれ?ここで捨てりゃゴミになるし、まぁ暑いでウチワ代りにあぶりながら職場で捨てるか~?」 そう期待はずれの結果に打ちひしがれながら終わった「*カラー広告*」を持って職場に到着。 白衣に着替えて何気に広告を見直したペル君@「案外綺麗な紙だな?何処の宣伝かな?」 そう思いながら、三つ折りを開き縦20数cm横30数cmの大きさはあろうか広告を見つめ:何故か童にかえった。 ペル君@「朝礼始まるまで暇潰しに『*飛行機*』でも折ってよかな?」と独りブツクサ言いながら:嬉しそうに折り始めた。 続々と男子職員が出勤して来る中、更衣室を陣取って機織り?違う違う!紙飛行機折っている俺をよけながら着替えてそれぞれの部署へ散っていく。 そして出来上がった『*つばめ飛行機*』を持ってペル君の部署:リハビリ室へ雪崩れ込んでいった。 そこには毎朝、朝礼前の準備におわれている女子スタッフ達が居る。自己中のペル君、そんな事はお構いなしでスタッフ達にこう言った。 ペル君@「お~~い?面白いモン、あげるわ~~?」そう言いながら、『つばめ飛行機』をリハビリの空に放った! 【つばめ特有に一回転して7~8mくらい滑空し着陸した模様】 スタッフA@「先生~これ何なの?」 ペル君@「オーそれかぁ~?つばめ飛行機っていう紙飛行機でよ?つばめ返しな感じでクルッと一回転して飛ぶんだわ?」 スタッフA@「ふ~ん?そ~なんだ?だから先生が飛ばしたら一回転してたんだぁ?」 ペル君@「イヤイヤ誰が飛ばしてもそう飛んでくんだってばぁ?(笑) 用を済ませてきたスタッフB@「先生~?懐かしいの作ったね~?昔お兄ちゃんに作ってもらって飛ばしてた覚えあるよ?どうやって飛ばすんだっけ?」 ペル君@「これの頭を三本の指でこう挟んで、上に向けて軽くこう投げるとぉ~」 【やはり:クルリと一回転】 スタッフB@「あ~面白い!面白い!」(パチパチ拍手) 更にスタッフB@「ねぇ~これ息子に持って帰ってもいいかな?」 ペル君@「あ~いいよ!もう俺の手から巣立ったから好きにしたってよ?息子さんもこんなの折ってくれる人、そう身近におらんで、ある意味嬉しいんじゃねぇのか?」 next to night. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.06 15:56:00
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