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カテゴリ:詩集・川柳・歌詞
今はどうなのでしょう?
川や海が汚れるとの理由で、昔ながらの風情が失われていくこのよ。 地方によっては「鐘楼流し」とも「灯籠流し」とも呼ばれているお祭り。 迎え火・送り火。 あの壮大で幻想的な「大文字焼き」は送り火。 魂が、霊魂が実際に存在するか否かは未だ誰も知り得る者はいない。 けれど? どこの国でも。 どんな時代であっても。 それが誰でどんな者であっても。 愛された人。愛した人の1人はいるはず。 墓石も位牌も何もなくとも、亡き者への慈しみはある。 去年の貴方の思い出が、CDから走馬燈の様に蘇っています。 貴方の大切なお友達も集まってくれました。 あのころ、貴方がつま弾いたギターを私が弾いてみました。 いつの間に錆び付いた弦で、薬指を切りました。 貴方の愛した母さんの、今夜の着物は浅黄色。 線香花火が見えますか?空の上から。 約束どおりに貴方の嫌いな、涙は見せずに過ごします。 約束どおり、貴方の大好きなDVDと一緒に流しましょう。 そして黙って船のあとをついて行きます。 ずっとずっとその灯を貴方と思いながら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.14 17:39:50
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