|
テーマ:最近観た映画。(40153)
カテゴリ:2009年鑑賞映画
GUERRILLA 信念は、死なない。 映時間 133分 製作国 フランス/スペイン 公開情報 劇場公開(ギャガ・コミュニケーションズ=日活) 初公開年月 2009/01/31 ジャンル ドラマ/伝記 【解説】 「トラフィック」のスティーヴン・ソダーバーグ監督と ベニチオ・デル・トロが再びタッグを組み、孤高の革命家 エルネスト・“チェ”・ゲバラの半生とその人間像に迫 る伝記ドラマ2部作の後編。 本作では、ゲバラがカストロと袂を分かち、新天地ボリビアで 再び革命の戦いへ身を投じた末に劇的な最期を迎えるまでを描く。 【ストーリー】 1965年、キューバ革命に多大な功績を残したゲバラだったが、 キューバでの地位や市民権を放棄し、忽然と姿を消す。 やがて、キューバの新たな指導者となるカストロは、ゲバラの “別れの手紙”を公表した。その手紙によれば、ゲバラは自分を 必要とする場所へ身を投じるという信念を揺るぎないものにしていた。 1966年、頭髪の薄い中年男“ラモン”に扮したまま家族に別れを 告げたゲバラは、次なる革命の地、南米ボリビアに入国する。 ボリビアはアメリカの支援を受けるバリエントス大統領の 独裁政権下にあった。ゲリラ部隊と共に革命へ動き出すゲバラ。 しかし、ボリビア共産党の協力が得られず、アメリカに 援護された政府軍に圧倒されていく。さらには地元民の裏切りに遭い 物資も滞ってしまったゲバラたちはいよいよ窮地に立たされ…。 【感想】 <> 前編は、ソダーバーグ監督だし(相性イマイチなので・笑) 退屈なんだろうなあと期待していなかったこともあってか ゲバラの魅力ゆえか、淡々としたストーリーでありながら、 意外と飽きることも退屈なこともありませんでした 前編が終わった後の、後編の予告編では、予告編なのに、 涙が止まらなかった私でした・・・ と、かなり期待した後編なのですが・・・ 予告編から、期待しすぎたからでしょうか・・・ 上映時間が長かった20世紀少年・第2章の次に鑑賞したから疲れていたからでしょうか・・ はたまた、前日の睡眠不足が祟ったのでしょうか・・・ やはり、ソーダバーグ監督との相性はイマイチだからでしょうか・・・ 前半、かなりの睡魔に襲われてしまいました と言うことで(^^ゞ感想は簡単に <しかも、かなり前の鑑賞なので(^^ゞ> 後編には、革命成功後のゲバラの生活とか苦悩とか 描かれているのかと思ったのですが、それは ありませんでしたね。 家族との別れのシーン?が少しあっただけでした。 ゲバラがボリビアに入ってからの、戦闘を前編同様淡々と 物語性を排除して描いているので、退屈さもあるのですが(^^ゞ 映画的な誇張した戦闘シーンではないので、銃撃戦などは 臨場感にあふれ、そのへんの描写にはドキドキハラハラ して観ていました ボリビアの共産党の協力が得られず、アメリカの後ろ盾のある 政府軍に追い詰められ、農民たちにも裏切られと、だんだんと 孤立していき、士気を失って行くゲリラ軍、喘息の発作に 悩まされながらも、そんなみんなを奮い立たせ、戦いを続けて 行くしかない、ゲバラ・・・ 苦戦を強いられるゲバラの戦いは、結末がわかっているだけに 後半に行くにしたがって、観ているのがつらくなってきます どんどんどんどん追いつめられて行くゲバラたち・・・ そして、いよいよ政府軍に捕まり、処刑されることになるゲバラ。。。。 彼を見張っていた敵兵に「神を信じるか?」と 聞かれて、「私は人間を信じる」と言った、死を目前にした ゲバラの言葉に驚きました 密告した農民を恨むことなく、最後まで、人間を恨むことなく 革命家として戦って、そして、死んでいったゲバラ。 キューバにいれば、地位も名誉も欲しいままで、平穏な日々が あったと言うのに、なぜに険しい道を選んだのか・・・ 家族と別れてまでも、なぜに革命に身を投じたのか・・ そんな思いがめぐりました。。。 あっけない銃殺刑の後、ラスト、前編にあったキューバへ 向かう船でのゲバラのアップが切なかったです。。。 無音のエンドクレジット・・・それはまるで ゲバラに黙祷を捧げているようでした。。。 珍しく席を立つ人もいなかったです。 武力行使がいいとは、ゲリラ革命がいいことだとは 思えない私なのですが、キューバ革命を成功させた前編、 ボリビアで革命が失敗した後編、明と暗の2作を通して、 いまだに英雄としてみんなに愛されているチェ・ゲバラの魅力は 十分に伝わってきた作品でした <マットデイモンが、ドイツ人役でワンシーン出ていました。 ソダーバーグ監督作だからかな^^> 1月31日(土)から公開中 <パンフレット¥500クリックで公式サイトへ> 『この手紙を読まねばならないとき お父さんはそばにはいられないでしょう。 世界のどこかで誰かが不正な目にあっているとき、 いたみを感じることができるようになりなさい。 これが革命家においてもっとも美しい資質です。 子供たちよ、いつまでもおまえたちに会いたいと 思っている。 だが今は、大きなキスを送り、抱きしめよう。 お父さんより』 (チェ・ゲバラ 1965年 子供たちへの最後の手紙) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.02.19 02:17:25
[2009年鑑賞映画] カテゴリの最新記事
|