カテゴリ:お料理
週末、土曜に釣れた118匹のハゼと冷凍庫のハゼを供養すべく、大量の天ぷらと甘露煮を作った。
一回の夜釣りで釣れるハゼはさほど数が無い事や、夜半遅く帰ってから裁いて揚げ物をする気力も沸かないので、サイズで選別したら早々に冷凍庫に保存していたのであるが、一ヶ月近く溜め続けると相当な量になっていた。 冷凍庫のスペースを早々に開放するよう嫁から業務改善命令も出ていたので解凍し調理を進めた。 特に多かったのが南蛮漬けサイズとして分けていたもの。 予定通り南蛮漬けにしようとも考えたが、一度甘露煮を作ってみることにした。 先ずは下準備の裁きであるが、本当に数が多い。 甘露煮なので頭を取らず内臓だけ除去するのだがこれがかなり大変。 冷凍されていた中には5センチサイズもちらほら。 今となると小さいサイズでも7,8センチなのでその頃から考えると相当でかくなったなという感慨半分、このサイズを裁くのかという愕然とした気持ち半分。 それに加え、ハゼはその成長速度を支えるために相当の消化能力を有しているようで、死んでしまうと内臓内の酵素で内臓から自己分解が進む。 そのせいで、冷凍保存していたにもかかわらず、内臓が分解しているもの、内臓だけでなく腹が破れてしまっているもの等々、残念なものもちらほら。 んーこんな事なら釣ったその日に裁いてから冷凍すべきであった。 次回から怠けずそうしよう。 で、裁き終えたのがこれ。 直径25センチほどの圧力鍋にほぼ満タン。 甘露煮は煮くずれを防ぐため一度焼き干しにしてから調理する様だが、この量を一度焼きにかける手間が大変だったことや自家消費を理由に省略。 番茶で一度煮てから「煮こぼす」のだが、本来ハゼには正月のお雑煮の出汁に使われるほどの旨味があるはずなので、何となく煮こぼしが許せなく、煮こぼしの工程も省略。 ただし、臭みの問題は看過出来ないので、番茶は濃いめに、加えてショウガを多めに入れて煮込んだ。 ここまですれば、裁く段階で念入りにヌメリを塩でこすり落としてもいるので問題ないだろうと決行。 ちなみに一度目の下ゆでで、相当量のアクが浮いた。 アクはすくい取り、調味をする。 調味は 砂糖 酢 醤油 味醂 煮上がりはこんな感じ。 ちなみに見てわかる通り、調味は失敗した。 砂糖と醤油の量がかなり少なく、ただの柔らかく煮たハゼになってしまった。 「煮詰まった段階の味」を予測して調味をしているが、目分量でやっているのでかなり大きく予測が外れてしまった。 量が多い今回の調理においてはもっと大量の砂糖と醤油が必要であった様だ。 んー色合い的に見てもおいしく食べられこそすれ、長くは日持ちはすまい。 しかし味見をするために取りだそうとすると、箸でつまんだ瞬間に自重で崩壊する。 そのためもう一度砂糖と醤油を加えて煮直すのはやめておいた。 ショウガが効いているので臭みも無いが、味付けは普通の「煮物」レベル。甘露煮では決してなくなってしまった。 ちなみに天ぷらは118匹のうち天ぷらサイズの25匹と冷凍庫内の半分を使って作成。冷凍庫内のさらに半分は甘露煮で疲れてしまったので次回によろしくということで再度冷凍庫にお眠りいただく。 全部は天ぷらにして食べきれない量でもある。 実際天ぷらとして半分にしたにもかかわらず2日かけて食べきる量になってしまった。 んーそろそろ体脂肪が気になる年代なのに大量にくってしまったよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年09月11日 21時39分57秒
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