フィッシュレザーを試してみたい
先日、アメナマの皮で道具が作れないかという記事を書いたところだけれども、そもそも魚の皮の「なめし」ってのはご自宅で可能なのか。気になるとずっと気になるので、ちょっと試してみた。アメナマでぶっつけ本番をかますつもりであったのだが、前回のアメナマ釣行が空振ったため、たまたま自宅で食べたイナダの皮を使用する。イナダは一本買いで、家族4人分の刺身となったのだが、皮は別途塩漬けにして冷凍保存。写真は冷凍から出して塩抜きしたもの。皮の加工においてはまず皮に残った身や脂を除去するところから始まる。実際その視点で見てみるまで気づかなかったのだが、魚の皮は皮であってそんなに身なんてついてないはずと思っていたのだが、普通に引いた皮には身がついているのもさることながら、薄く皮と身の間に脂の層があったりする。包丁の背や爪を使って取り、最後は台所洗剤付けてたわしでゴシゴシして仕上げとした。大体こんな感じで真っ白にきれいになった。石鹸できっちり脂抜きをするとあるが、脂抜きならとパーツクリーナーで濯いでみた。なんとなく良さそうな気がする。水分も置換されていい具合になっているのではなかろうか。濯ぎあとのパーツクリーナーにはこんな感じに脂と水分が混じっていた。なめす工程の前にいったん干す。裏向きで(くっつくと嫌なので)適当な板切れに画鋲で固定。ちなみにもう半身は園芸用消石灰を混ぜた水で処理してみた。トライアルしている人々の手記を見ると、固さに難渋している記載があり、軟化には石灰等のアルカリ処理が施されるともあるので、6時間ほど溶けなくなる限度量の消石灰の水でつけ込んでみた。両方干し終わったのがこれ。下が消石灰処理のもの。上はしていないもの。見た感じ、消石灰処理のものは黄色味を帯びて、透け具合もやや高い様に思う。次はなめしの工程であるが、なめし液はコーヒーを選択。我が家では夏場、カルディの水出しコーヒーを飲んでいたのだが、水出しコーヒーで大量に出るコーヒーかすを確保してあったのでこれを使用する。水出しコーヒーとして抽出し終わったカスには、熱湯抽出で無い分まだクロロゲン酸がたくさん残っている様な気がする。なのでこれを多めの量で鍋で煮込み、抽出。現在、抽出液でなめし中。タンパク質の変性には時間がかかるであろうことからこの状態で数日様子をみようと思う。その後の経過は後日ということで。ヒロバ・ゼロ 速乾 ブレーキ&パーツクリーナー 840ml [逆さ噴射可能・原液量588ml](ブレーキクリーナー ブレーキアンドパーツクリーナー パーツクリーナー)神戸齋藤珈琲店 水出し珈琲(30g*10袋入)【神戸齋藤珈琲店】