大谷資料館はリアルマイクラの世界
行ったのは一昨年の話ながら、今回は栃木県は宇都宮にある大谷資料館のお話でも書いてみようと思う。
タイトルですでに出オチ感があるが、子供がマイクラで遊び始めたことから、日本国内でリアルに地下の採掘現場が見られる場所ということで、大谷石の採掘跡に作られた大谷資料館に行ってみた。
大谷石というのは、火山灰が地下で長期に凝縮されることにより岩石化した凝灰岩の一種。
栃木の大谷地方で建築用石材として取られていたことから、大谷石と名付けられている。
実にこの大谷地方では長く採掘されてきた痕跡として今でも地下には採掘跡の空洞がいくつも残っている。
かつての一大産業の遺産として、採掘跡の空洞が見学出来るのがここ大谷資料館である。
東日本大震災後に節電のため、何年か休止(地下だから電気が無いとね)されていたが、ひさびさにチェックしたら再開していたので行ってみた。
ちょうどマイクラで、地下空洞とか洞窟とか出てきているのだし、ゲームだけでわかった気にならず、父としてはぜひとも本物を見て欲しかったのである。
実際、自分たちの生活する地上の下数十メートル下に広い巨大空洞があって、それを江戸時代の人たちは手掘りで作り上げたのだということ、地下鉄なんかでもちろん体験してはいるのだけども、普通の生活ではまず見ることのない地下の岩石世界は見たら価値観が変わるインパクトがある。
ということで半ば無理やり(笑)家族を連れて観光。
もうちょっといい写真撮ってこれば良かったのだけど、地下採掘跡の雰囲気はライトアップされてこんな感じ。
電球色で温かみを感じるかもしれませんが、年間通してかなりの低温(四度ぐらいだったか?)で春先の訪問ながら上着が無いとかなり寒い。
地上の気温変化の影響を受けないが故ですが。
館内では採掘に用いられていた道具類の展示の他、採掘跡の現在の利用用途として、映画やミュージッククリップのシーンが放映されていたり、写真が展示されていたりする。
結構色んな映画で使われておるようで、言われてみればあのシーンはここか!的な驚きが必ず一つ二つあると思います。
大谷資料館のホームページhttp://www.oya909.co.jp/as-studio/でも撮影実績が公開されているので、聖地巡礼なんかも是非。
なかなかに幻想的な雰囲気。
明かり取りの穴。自然光。
近くの平和観音。上まで登れます。
大谷観音とはまた別物ですが、せっかくなので両方見られることをおすすめ。
家族のあるいは大人の社会見学とはいうことで、宇都宮方面行かれたら是非。
本格 大谷石窯 カリカリーノ (N7167) [ピザ窯/家庭用/天然石/キット/組み立て/ピザ/パン/] nxt
日本紀行 栃木県宇都宮市 大谷平和観音 (nk09-170523-293) 当店オリジナル写真販売 Photo frame, Former site of Oya mining site