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「静けさや かわず飛び込む 水の音」 上手い句だなあと思う。言わずと知れた、松尾芭蕉が山形県の山寺で詠んだ句だ。 深い森の中にたった一人。ひょっとしたら蝉が大合唱していたかもしれない。でも自然の中にいる静けさ、静寂というものは、人の声がしていても感じられるものである。 木々の姿、池。見つめているだけで人は時が止まったように感じ、無音の中に入り込むことができる。 そこには悠久の時がたゆたっている。それをこの句が教えてくれるかのようだ。 「夏草や つわものどもが 夢のあと」 この句ほど悠久の時を感じさせる句はない。松尾芭蕉は、この時「今」、「遠い過去」を詠ったのだ。この句は今ではかなり昔のものだが、松尾芭蕉にとっては戦国時代がはるか「昔」のことだったのだ。 そして私は「今」、こうしてブログを書き、もう人類が棺おけに半分足をつっこんでいることに人々が気付いていないことに憂慮し、自分に出来ることは何かを探している。 そして百年後、二百年後、この地球は、人類はどうなっているのだろうと思っているのである。 「青い地球」を守っていきたい。切に願う今日この頃である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月28日 15時30分44秒
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