テーマ:DVD映画鑑賞(13602)
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記憶喪失を題材にした映画は、たくさんあります。戦前なら「心の旅路」戦後なら「かくも長き不在」邦画なら「銀座の恋の物語」最近では「バタフライ・エフェクト」もそれに類するでしょう。
本作は、ハイテクを利用して、記憶を人工的に除去します。ここが新しく、現代的といえます。アカデミー脚本賞(チャーリー・カウフマン)を受賞したのも、そういう斬新なアイディアによるものでしょう。 主演はジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キルスティン・ダンスト、イライジャ・ウッドほか。わりと豪華なキャスティングです。 ブログを読むと、けっこう評判がいいので驚きました。もちろん、受取りかたは百人百様です。いろんな意見があってかまわないのですが、私的には、まったく感情移入できませんでした。 女の性格が、私とは相容れないのです。慎みがなく、いわゆるカルイ女という印象を受けました。美人ですから、遊び相手には最適でしょう。だが、生涯の伴侶には向きません。女のほうから去っていったのですから、私なら喜んで次の相手を探します。 失恋の痛手から、過去を忘れたいという考えも、理解の外でした。時が解決してくれる、という知恵があるからです。若いときからそうでした。女にふられてヤケになる、という経験がゼロなのです。 博士と助手との関係も、こんなのあり得ない、という感じのものでした。いや年の差がある恋愛を認めない、というのではありません。世間には、ざらにあるでしょう。しかし、この映画では、まったくリアティがありませんでした。 ストーリーは、時系列が交錯していて、気をつけないと、わかりにくいでしょう。記憶の中の現実という手法は、二十世紀文学でもよく用いられました。このシナリオは、評価していいでしょう。 「スパイダーマン」シリーズのキルスティン・ダンスト。下着姿で踊るシーンがあり、意外にスタイルがよいのでビックリしました。 恋のほろ苦さ、切なさ、といったものが、あまり伝わってこないのは、私が年を取って、鈍感になったせいでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月12日 16時25分09秒
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