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カテゴリ:NY株式市場見通し
2013-02-17(日)夜 ---------------------------------------------------- NY株式市場関係者のコメント: ●ナショナル・ペン・インベスターズ・トラストの運用担当者テリー・L・モリス氏は、ウォルマートの 売り上げ減速は「ウォール街が望んでいたほど消費者の購買準備が整っていない可能性がある ことを示唆している」と指摘。「市場は現実を上回る成長を想定して若干行き過ぎているのかも しれない」と続けた。 ●オッペンハイマーのチーフ市場ストラテジスト、ジョン・ストルツファス氏は「現時点では、投資家 は動かずに考えたいようだ」とし、「3月1日の期限をにらみながら、多少の下向きバイアスが かかるかもしれない」と述べた。 ---------------------------------- 欧州株式市場関係者の意見: ●BNPパリバ・フォルティス・グローバル・マーケッツの調査部門ヘッド、フィリップ・ジゼルス氏は、 「今週は市場の動きが活発だったものの、週全体で大きな値動きはなかった。年初の大幅上昇 を受けた調整だったと言えるだろう」と述べた。 ●ミラボー・セキュリティーズ(ジュネーブ)のバイスプレジデント、ジョン・プラサード氏は「欧州と 米国の相場の上昇局面を経て、これを消化し、政治に焦点を戻し始める段階に入ったようだ」と 発言し、「通貨戦争をめぐる議論が活発な中、モスクワのG20会議が注目されている」と続けた。 ●BNPパリバ・フォーティス・グローバル・マーケッツのフィリーペ・ジセルス氏は「上げ一服の 後、株価が再び上昇することを楽観視している」と述べた。 ---------------------------------- 外為市場関係者の意見: ●RBSセキュリティーズの為替ストラテジスト、ブライアン・キム氏(コネティカット州スタン フォード在勤)は電話インタビューで、「共同声明はおおむね市場が予想していたとおりで、 日本を名指しすることはなく、為替レートを市場に決定させるという内容だ」と指摘。「市場は まだ一段の円安を見込んでいる」と述べた。 ●野村ホールディングスの外国為替ストラテジスト、チャールズ・サンタルノー氏(NY在勤)は 電話取材で、「為替レートを目標にすることに対する直接的な言及がなければ、市場はG20 がこれまでの円安進行を気にしていないと解釈するだろう」と指摘。「日本で起きていることに 太鼓判を押しているようなものだ」と述べた。 ●ロシアのストルチャク財務次官は15日、G20共同声明には「通貨戦争」という表現は盛り 込まれず、同国が日本に関する単独の声明を出すこともないと語った。 ●BKアセット・マネジメントのマネジング・ディレクター、キャシー・リエン氏は、 「共同声明は 16日まで発表されない上、草案が変更される可能性もある」としながらも、 「日本に対する G20各国の風当たりがそれほどほど強くないとみられることに対し、ユーロと円は好意的に 反応した」と述べた。 ●SLJマクロ・パートナーズのマネジング・パートナー、スティーブン・ジェン氏は、 ドル/円 は100─110円台まで上昇する可能性があると予想。「日本の政策担当者は、 アベノミクス を積極的に押し進めて行く公算が大きいが、口先介入をトーンダウンさせることで他のG7 加盟国をなだめるとみられる」との考えを示した。 -------------------- 原油相場コメント ●アイアイトレーダー・ドット・コムの市場担当シニアストラテジスト、ビル・バルーク氏(シカゴ在勤) は「鉱工業生産の低下と欧州のデータが原油相場を圧迫し続けている」と指摘。「原油相場は 98ドル前後で壁に当たった。これは主要な抵抗線で、注目の高い水準だ」と述べた。 --------------------- 金相場コメント: ●資産家のジョージ・ソロス氏とルイス・ムーア・ベーコン氏は、 金に裏付けされた上場取引型金融商品(ETP)の持ち分を2012年10-12月(第4四半期)に 減らしたことが、米政府への届け出で明らかになった。S&P500種株価指数は年初から6.3% 上昇、金は同期間に4%値下がりしている。 ●ペンション・パートナーズでファンドのチーフ投資ストラテジスト、マイケル・ゲイド氏(NY在勤) は電話インタビューで、「経済は回復しつつあり、株価は上昇している。そのため金は敬遠され ている」と指摘。「安全逃避資産への投資は選好されていない」と述べた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年02月18日 04時34分04秒
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