|
テーマ:青い心で詩を書こう(493)
カテゴリ:現代詩
物憂げな表情で
あてどなく天を仰ぐ君よ 少しだけ小高い場所へ行ってみないか どうでもよく思える世界の中にも 君の知らない何かが眠っていて 君が掘り起こすのを待っている 砂ばかりがあるように見えるけど 小さな愛すべき貝殻が きっとたくさん埋もれている 夜空の下に寄り添うように灯る蛍の群れ その群れのひとつひとつに 小さな幸福があるように 君もいつかは大切な誰かと一緒に 羽根を摺りあわせて灯すのだ あの夜空の下で お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.04 11:51:47
コメント(0) | コメントを書く |