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2014.04.14
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カテゴリ:航空・安全保障
米, ‘日本 核燃料再処理工場’強行 頭痛の種

登録 : 2014.04.13 21:07修正 : 2014.04.13 23:11・ハンギョレ・

1年前アメリカ "憂慮" 表明にも関わらず
六ヶ所村工場 10月 完工
年間プルトニウム 8t 抽出可能

米、核非拡散原則に外れるが
両国関係悪化を憂慮し制止できず
韓国が再処理を要求すれば弁解に困る

 原子力発電所で生じる使用済核燃料からプルトニウムを抽出する日本 六ヶ所村再処理工場(写真)をアメリカが強く憂慮していることが伝えられた。 今年10月完工予定のこの施設が本格稼動すれば、日本と同等な水準の再処理権限を要求している韓国の主張を拒む論理に困る上に、用途が不明なプルトニウムが増えるなど米政府の核非拡散原則にも外れるためだ。

 <朝日新聞>は米国の非営利報道機関である‘Center for Public Integrity’(CPI)との共同取材を通じてトーマス カントリーマン米国務部国際安保・非拡散担当次官補、ダニエル ポネマン米エネルギー省副長官らが昨年4月にアメリカを訪問した鈴木達治郎 日本原子力委員会委員長代理に六ヶ所村工場に対して深刻な憂慮を表明したと13日報道した。

六ヶ所村工場は日本本州の最北端である青森県六ヶ所村にあり、1年に800tの使用済核燃料を再処理して8tのプルトニウムを抽出する能力を持っている。

 報道を見れば、カントリーマン次官補は「六ヶ所村工場の稼動が(アメリカに)大きな憂慮になりうる」として、当時改正交渉を進行中だった韓-米原子力協定とイラン核問題に言及した。

彼は続けて「日本がプルトニウムを消費する原子力発電所(高速増殖炉)を持てていない状態で六ヶ所村工場の稼動を始めれば、この二つの問題が絡まってアメリカが困難な状況に置かれる可能性がある」と話した。 ポネマン副長官も「プルトニウムを消費する展望がない状態で再処理をすれば抽出したプルトニウムの在庫が増えるばかりなのではないか。 (アメリカは)非常に大きな憂慮を持っている」と発言した。

 六ヶ所村工場が世界の関心を集めるのは、この工場が稼動すれば日本が核兵器の原料であるプルトニウムを追加確保できることになるためだ。 日本はすでに核兵器数千発を作れる44.2tのプルトニウムを保有している。

日本は開発中の高速増殖炉等を通してプルトニウムを平和的に消費すると強調してきたが、試験稼動に失敗し続けている実験炉‘もんじゅ’に見られるように、この計画は事実上破綻した状態だ。 プルトニウムにウラニウム燃料を混ぜて一般原子炉で消費するというプルサーマル計画も同じだ。

 このような状況で安倍政権は11日に閣議決定(韓国の閣僚会議議決に相当)を通じて "六ヶ所村工場を竣工する" という内容が含まれた‘エネルギー基本計画’を最終確定した。 アメリカに配慮して "プルトニウムの回収と利用の均衡を十分に考慮する" という条項を含ませたりはしたが、日本が保有中の使用済核燃料が1万7315tに達するので、日本は20年間に160tのプルトニウムを追加保有することになるという計算が出てくる。

 2009~2012年、米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)で核非拡散を担当したジョン・ウルフスタール戦略国際問題研究所(CSIS)専任研究員は「日本がプルトニウム政策を再考しなかった事実に対し失望した。 個人的には六ヶ所村工場を稼動しないことが良いと考える」と話した。

しかし米行政府は稼動中断を要求しても日本が受け入れる筈がなく、両国関係を悪化させるだけという憂慮のせいで、この問題を全面的に論じられずにいる。 しかし日本の‘怪しい’プルトニウムがますます増える場合、日本の再処理権限を認めている米-日原子力協定(2018年7月満了)の延長交渉過程に少なからぬ影響を及ぼす恐れがある。

東京/キル・ユンヒョン特派員 charisma@hani.co.kr

韓国語原文入力:2014/04/13 20:38
http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/632551.html 訳J.S(1705字)





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最終更新日  2014.04.14 17:43:20



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