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カテゴリ:記事なし
<米朝首脳会談>米国専門家「勝者は金正恩氏…また米国は北にだまされた」 2018年06月13日11時28分 中央日報 シンガポールでの米朝首脳会談の結果に対するワシントン外交安保専門家の評価は、今後の交渉の動力に決定的な影響を及ぼす。いくらトランプ大統領が「成功した」と主張しても、ワシントンの政策方向、世論の形成に大きな影響力を持つシンクタンクの同調がない限り、交渉が順調に進むのは難しい構造であるからだ。このため中央日報は会談の結果が出た直後、米朝関係専門家8人にアンケート調査をした。 ◆「会談結果は期待以下」が大半 会談の結果に対して10点満点で何点を与えるかという質問では「かなり失望した」という回答が多かった。8人のうち3人が3点をつけた。米外交協会のスコット・スナイダー研究員は「今回の共同声明はあいまいであるうえ、基礎的な内容にすぎない。両首脳がしたことは共同声明がなくても可能だった内容」と述べた。同じく3点をつけた国家利益センターのカジアニス国防研究担当局長は「米国がまた北朝鮮にだまされた」と酷評した。 ブルッキングス研究所のジョン・パク韓国部長は「金正恩委員長は実体のある譲歩をせず、暫定的なメリット(韓米合同訓練中止、在韓米軍撤収、トランプ大統領との2回目の首脳会談)をつかんだ」と診断し、3点を与えた。点数は提示しなかったが、米戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ韓国部長、ヘリテージ財団のブルース・クリンガー研究員の評価も低かった。ビクター・チャ氏は「(米朝交渉の)貸借対照表上、金正恩委員長はトランプ大統領に比べて多くのものを得た。彼はもう核兵器を保有した国家指導者として自由世界の聴衆を率いることができる」と指摘した。クリンガー氏は「(今回の会談は)これまで注目を集めてきたことを勘案すると(結果は)非常に残念だ」と批判した。 一方、7点を与えた専門家は2人で、「今回の会談で具体的な結果を出すのは非現実的だった」(ジョンズ・ホプキンス国際関係大学院外交政策分析研究所のカーラ・フリーマン理事)、「(両首脳が)原則と目標に関して非常に重要な宣言をした」(コロンビア大韓国学研究所のチャールズ・アームストロング所長)という反応を見せた。新アメリカ安全保障センター(CNAS)のパトリック・クローニン・アジア太平洋安保所長は「長期間にわたり敵対してきた両国が史上初めて外交的な接近をしたという点で高い評価を与えたい」とし、唯一10点満点を与えた。点数をつけなかった2人を除けば、10点満点で平均5.5点の評価を受けたということだ。 ◆残念な点は アームストロング氏は「韓米連合訓練の中止は北朝鮮がずっと以前から要求してきたことであり、米国が今回の会談で譲歩することは予想できなかった」とし「北朝鮮の核プログラム解体過程への言及がなかった点、北朝鮮と米国の関係正常化に対する具体的な段階または連絡事務所の設置への言及がなかった点も残念だ。(両首脳の)共同声明は板門店宣言に比べてディテールと具体性が落ちた」と評価した。10点満点を与えたクローニン氏も「金正恩委員長が彼の核・ミサイルプログラム解体について確言をしなかったという点が残念だ」と述べた。 クリンガー氏は「トランプ大統領と金正恩委員長の共同声明に見られる4つの内容は、北朝鮮の従来の文書にもあった内容」とし「特に(共同声明にある)非核化約束は従来の6カ国協議を希薄させたものにすぎず、CVID(完全で検証可能かつ不可逆的な非核化)、北朝鮮人権への言及は抜けている」と指摘した。 ビクター・チャ氏も「非核化に対する北朝鮮の立場が変わったとは感じられない」とし「すべての核兵器放棄を宣言した2005年あるいは1992年の非核化合意まで進むこともできなかった」と診断した。また「韓米連合訓練に関するトランプ大統領の発言に驚いた。これが韓国や日本と調整された答弁だとは考えられない」と話した。 ◆「米朝会談の勝者は金正恩」 回答者は今回の会談の勝者を金委員長と判定した。カジアニス氏は「残念ながら今回の会談の勝者は北朝鮮」とし「米国は譲歩だけをし、金正恩政権の核兵器放棄を具体的に引き出すことができなかった」と述べた。スナイダー氏も金委員長に軍配を上げた。 ジョン・パク氏は「勝者は金正恩委員長、文在寅(ムン・ジェイン)韓国政権、中国」とし「金正恩委員長はいかなる約束もせず、韓国は北朝鮮への関与政策を進めることができ、中国は気になる韓米連合訓練が中断される可能性を得た」と分析した。クローニン氏も同じ意見だった。 フリーマン氏は「金正恩委員長が大勝(a huge win)した」と評価した。フリーマン氏は「核兵器を保有しながらも前任の北朝鮮指導者が得られなかったものを得た」と話した。アームストロング氏は「金委員長が勝者」とし「金委員長は外交舞台でトランプ大統領と同級と認められ、いかなる譲歩もなく米国と関係改善をするのに成功した」と指摘した。 <米朝首脳会談>安倍首相「会談結果を支持」…日本専門家「期待以下」 2018年06月13日08時54分 中央日報 12日、日本の視線も一日中、シンガポールに向いていた。NHKのほか、テレビ朝日をはじめとする民間放送すべてが特別報道体制を維持し、新聞は号外を発行した。 米朝会談の日程が終わった午後6時ごろ、安倍晋三首相は記者会見で「完全な非核化に向けた、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の意思を改めて文書の形で確認したことを、北朝鮮をめぐる諸懸案の包括的な解決に向けた一歩と支持する」と述べた。 特に日朝間の最大の懸案である拉致問題にトランプ大統領が言及したことについて「高く評価する」と述べた。また「拉致問題は日本が北朝鮮と直接向き合い、解決していかなければいけない」という決意も改めて明らかにした。 安倍首相はこの日午後9時30分ごろ、シンガポールから米国に戻るトランプ大統領と電話で会談した。安倍首相は電話会談の後、「やりとりについては今の段階では詳細に話せないが、私からトランプ大統領に伝えたこの問題についての私の考えについては、トランプ大統領から金正恩委員長に明確に伝えていただいた」と述べた。また、非核化について「金委員長が完全な非核化を明確に約束したことは意味は大きい」「金正恩委員長がトランプ大統領に対して確約したことは極めて重たい。迅速に非核化を進めていかなければいけない」などと述べた。 安倍首相が前向きな評価を出したが、実際、この日の会談結果は日本政府の期待レベルにはるかに及ばないものだった。12日午前、河野太郎外相と菅義偉官房長官は「核兵器を含むすべての大量破壊兵器、すべての射程のミサイルのCVID(完全で検証可能かつ不可逆的な方法による廃棄)に向けた北朝鮮の明確なコミットメントを引き出せるかが焦点になる」と述べた。小野寺五典防衛相は「今北朝鮮はまだ何も約束していない。決して気を許すべきではない」と述べた。会談の成敗を評価する日本のガイドラインをCVIDに設定したのだ。 しかし日本政府が期待した内容は米朝首脳が署名した文書にも、トランプ大統領の記者会見でも言及されなかった。CVIDが文書に含まれないなど具体的な非核化案が全く言及されないことに対し、日本のメディアと専門家の間でも失望感が強く表れた。 NHKに出演した小此木政夫慶応大名誉教授は「共同声明の内容を見ると、板門店(パンムンジョム)で何度かあった米朝間の実務協議ではいったい何が議論されたのかと疑問を感じる」とし「米朝双方に『この程度の内容で大丈夫だろうか』と思うほど不思議」と述べた。また「ブッシュ政権やオバマ政権とは違ってトランプ大統領は何かディールをすると期待を持っていたが、何と何をディールしたのか具体性が全くない」とし「北朝鮮に対して最大限の圧力をやめてもよいのか疑問が残り、心配になる」と話した。さらに「共同声明も当初の期待より後退した内容」と指摘した。 NHKの韓半島(朝鮮半島)専門記者は「CVIDが共同声明に含まれなかったというのは北朝鮮が米国の強い(核放棄)圧力によく耐え抜いたという意味」と指摘した。 日本政府は米朝会談の結果に対する評価とは関係なく、北朝鮮との独自の接触を模索する可能性が高い。安倍首相が述べたように拉致問題の解決のためには北朝鮮との直接交渉のほかに方法がないからだ。 14日にモンゴル・ウランバートルで開催される国際会議に外務省の関係者らが派遣され、北朝鮮側の当局者と接触する予定だ。また8月初めにシンガポールで開催されるASEAN地域安保フォーラム(ARF)閣僚会議では河野外相と李容浩(イ・ヨンホ)北朝鮮外相が、9月にロシア・ウラジオストクで開催される東方経済フォーラムでは安倍首相と金正恩委員長が会う可能性がある。 北朝鮮に対する経済支援をテコに拉致問題を動かすというのが日本政府の戦略だが、「拉致問題はすでに解決済み」という北朝鮮が態度を変えるかは未知数だ。 <米朝首脳会談>トランプ大統領「非核化費用、韓国・日本が支援」 2018年06月13日09時10分 中央日報 トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との首脳会談の後、午後5時15分ごろ(現地時間)記者会見を開き、非核化に必要な費用について「韓国と日本が支援すると考える」と述べた。 トランプ大統領は記者との質疑応答で「非核化に必要な費用は誰が支払うのか」という質問に対し、「費用に関しては韓国と日本が多く支援すると考える」と述べた。 トランプ大統領は「韓国と日本が支援すべきだと考える。米国は支援しなくてもよいと考える。その間、ほかのところに多くの代価を支払った」と話した。続いて「素晴らしいことなので韓国と日本が支援すると思う」と語った。 「北朝鮮が非核化を話すだけで行動に移さなければどうするのか」という質問に対し、「その部分については誰もはっきりと分からない。しかし私が分かるのは北朝鮮が合意を望んだということだ」と答えた。 ※トランプってビジネスマン大統領なんだが、それにしても口を開けばカネ、カネ、カネとしか言わない、アメリカが超大国なのはカネがあるからばかりではない、自由陣営の覇者でもあるからだ、しかしこのアホダラ大統領、北朝鮮がどんな国であるかも知らなかったようだ、無論学者のような知識を持てとは言わんが普通にTVや新聞を見る程度の知識もないようだ、今回のような事態はむしろ新たな危険性を生んでいる、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.06.13 13:33:16
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