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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

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2014年07月14日
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カテゴリ:MOKスクール
おおはようございます、
紙太材木店の田原です。

週末はMOKスクールで大阪
毎回3コマの講義があって実務者向けの内容

今回の中で
ちょっと視点が変わっていたのが
久津輪さんの講義

美濃市にある森林文化アカデミーの准教授で
経歴(こちら)もちょっと変わっている
元NHKディレクター
元イギリスの家具職人
現先生

森林文化アカデミー自体面白い学校で
現学長は造園家の涌井史郎氏が今年から就任している
昨日の朝、TVのサンデーモーニングでご覧になった方もあるはず

何か組織として新しいことを始めようとした時
しがらみがなくて、全く別の視点を持ったよそ者が必要で
この学校にはそういう人たちが大勢いる

講義の後の懇親会でも三澤先生からは
岐阜県には一杯いいところがあるのに
岐阜の人はそれに気づいていない
木造住宅を作るのに
こんなに恵まれた地域は他にないのに、
中にいるとそれが当たり前になってる。
ほかの地域ではいい材料を集めるのに
いろんな苦労や失敗をしてるのに云云

外に出てみないと比較ができませんから
狭い地域の常識が当たり前になってしまいます。
そうするとそれが強みなのか弱みなのかもわからないわけで
企業経営者としては井の中の蛙と言われても仕方がありません。

話が逸れました、

久津輪先生
岐阜は鵜飼いで有名ですが
鵜飼いを存続させるための道具を作る職人が風前の灯火
鵜を入れる竹で作る鵜籠や鵜飼いをするときの鵜匠の乗る和船
近隣では関の尾瀬、犬山の鵜飼もありますが
全国ではそれらを含めて13ヶ所で鵜飼いを行っているようで
そちらにも出してるのに後継者がいない
ということで
久津輪先生が森林文化アカデミーで講座を開設して
鵜籠は1年の差でかろうじて伝承されました。
和船は現在50代の方が一人残っているだけ。
和傘の軸についても同様なことが起こっていて
たった一人で日本中のものを作っている状態

これらのに共通する問題は安さ
鵜籠をひとつ作っても1万円
作るのに3日ほどかかるのにこの値段では
誰も作る人はいなくなる。(鵜籠、現在は交渉の末正当な金額まで引き上げられました)
和船は1槽250万、
高野槙の仕入れ値でだけでかなりいくからこれも同様
和船には和釘が1500本必要で
1本400円、これだけで60万・・・

ものづくり大国を標榜しながら
伝統的な職人への評価が著しく低いのが我が国の特徴で
大工さんや左官屋さん、建具屋さんも然り
多くの職人さんを使う企業の経営者は
私も含めしっかりと自覚しなければなりません。

そんな中で
和船について久津輪さんと面白い話ができそうで
今後連絡を取ることになりました。
どんな話になるかまだわかりませんが
期待が持てそうです。

PS
久津輪先生の関係している
グリーンウッドワークでは椅子づくりもしてます。
9月と10月の3連休、2回で丸太から作る椅子
と言ってもごついものでなく、シェーカーの椅子に似ているもの
もちろん作るのは何の経験もない、あなた
詳細はこちら
元イギリス家具職人の久津輪先生がつきっきりで指導しますから
だれでもOK、人気講座なのでお早めに

IMG_8578.jpg
写真は
森林文化アカデミー生涯学習講座
グリーンウッドワーク講座より拝借






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Last updated  2018年03月21日 21時50分20秒
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