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2017年01月06日
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テーマ:楽しい俳句(373)
カテゴリ:言葉
1月6日 (金) 9℃(晴)
今日1月6日の「しんぶん赤旗」に、坪内稔典の「文学のある日々」が載っている。これは毎月第1金曜日掲載でもう23回目である。今日は「貫一ぐもりと赤い月」で、「貫一」ぐもりとは1月17日の夜が曇ることをことだという。例の尾崎紅葉の「金色夜叉」のセリフに基づくもの。ねんてん先生は「まだ「貫一ぐもり」を詠んだ俳句に出会わない」という。
<秀句逍遥> 二重廻し着て蕎麦啜る己が家 石塚友二
「金色夜叉」の間貫一が着ていたのが二重(にじゅう)廻し。マントの一種。句は部屋の中で二重廻しを着て寒さに耐えている貧しい景。(句集『百萬』)これには清水哲男の解説がある。(新・増殖する俳句歳時記)そういえば古沢太穂先生も、お正月には二重廻しを着て散歩したという。マント・外套も同類であるが、すでに句は少なくなった。
わがゐしは外套の中雪まつり  矢島渚男
外套の裏は緋なりき明治の雪 山口青邨
弥撒にゆく母のマントにつつまれて 津田清子
マントより手が出て銀貨にぎらさる 加藤知世子

あこがれのマント少年探偵団 松田ひろむ
拙句は2013年「一日十句」のなかから。こんどは「貫一ぐもり」に挑戦してみよう。


画像は新潮文庫/しんぶん赤旗

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Last updated  2017年01月07日 11時07分09秒
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