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カテゴリ:院長の日記
食は一週間食べなくとも命に別状はありませんが、息(呼吸)は5分も止めていれば死んでしまいます。
オギャーと生まれて、スーと死ぬまで私たちは呼吸し続けているわけですが、上手な呼吸は長生き(長息)に通じています。 心で自律神経をコントロールするのは難しいですが、唯一誰でも自律神経をコントロールできる方法があります。それが呼吸です。 自律神経には緊張(活動)する神経である交換神経と休息する神経である副交換神経があり、この緊張とリラックス、たった2つの神経で私たちは内臓や血液、ホルモンなど、からだの大事な活動がコントロールされています。 呼吸も吐く(呼)と吸う(吸)の2つだけです。私たちはホッとするときはおなかを引っ込めて自然に息を吐いています。シャキッとするときは背骨を立てて息を吸っています。 リラックスするときは息を吐き、緊張するときは息を吸うわけです。息を吐くと筋肉はゆるみ、息を吸うと筋肉は緊張します。息を止めていると緊張の状態が続き集中できます。ですから、息を吐くときは自律神経は副交感神経がより働くようになり、息を吸うときは交感神経がより働くようになるという原則です。 もう1つの原則は、呼吸という文字に象徴されているように、呼(吐く)が先で吸(吸う)が後ということです。 花瓶の水をかえるときは、古い水を捨ててから新しい水を入れます。それと同じで、からだの中の悪いものを、まず吐き出してから、新しい空気をいれます。 基本的には、吐いた分だけ吸えますから、全部吐ききる呼吸は、上手な呼吸のやり方なわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月02日 17時27分48秒
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