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真面目で純粋な多くの若者が統一協会に惹かれます。
人間は誰でも幸福になりたいものです。 仕事、地位、名誉、財産、趣味、愛、家族、友人。 何を手に入れて幸福と思うのかは百人百様です。 宗教を求める若者の特徴は、地位、名誉、財産を重要視する世俗の価値観に違和感を持っていることです。 なぜ自分は生まれたのか?生きることの意味は何か?世の為に何をすれば良いのか? このような宗教的な欲望を満たしたい若者が、宗教に興味を持ちます。 しかし、周囲の友人の多くは宗教的な欲求よりも、他のこと、仕事や趣味やお金儲けなどに関心があります。 ですから、心を開いて話し合う機会があまりありません。 統一協会のビデオセンターや礼拝に来て見ると、ごく普通の若者が生き生きと輝き、自信に満ちているのを発見します。 その場所では、お互い心を開いて、何でも話し合うことができます。 なぜ自分は生まれたのか?生きることの意味は何か?世の中の為に何をすれば良いのか? 今までの友人では話題にすることもできなかった悩みを、隠すことなく話し合えます。 そして入会してみると、皆が「地上天国実現」と言う一つの目標を目指している兄弟姉妹なのです。 献身生活は厳しく、与えられる経済的ノルマを達成する為の活動も過酷なものです。 しかし、目的も無くぶらぶら生きて来た昔とは違います。 神の為に生き、天国実現の為に献身的に働いているのですから、厳しくとも清々しい充実感があります。 すべての誘惑を断ち、天国実現と人類救済の為に献身している自分が誇らしくもあります。 孤独から抜け出したくて信仰を始める人もいます。 人間は一人では生きられません。 悩みごとを抱えて苦しんでいる時は、それを聞いてくれる仲間が必要であり、悩みを聞いてくれ、アドバイスをしてくれる人を必要とします。 統一協会のアベルは、親切に話を聞いてくれて、優しくアドバイスをしてくれます。 例えば、孤独な人とセールスマンがいます。 セールスマンは話し上手で聞き上手であり、商売の為に愛想よく親切に話しかけ、話を聞いてくれます。 孤独な人もそれは分かっているのですが、セールスマンと話をしている間は孤独ではありません。 『このセールスマンは真剣に私のことを考えてくれる』『それなら私もこの人の好意に応えなければならない』と思うのです。 それで、不必要な物でも買ってしまいます。 同じように、孤独から救ってくれた先輩(アベル)を信じるようになれば、その先輩(アベル)の別の言葉(教理)も信じるようになります。 そして統一協会は、新入りのあなたの悩みに解答を与えてくれ、何をすべきなのかを明確に教えてくれます。 まず自分自身が信仰生活をして祝福を受け、結婚するのです。 そして祝福を受ける人が増えれば世の中は神の世界になり、人類は救済されると言うのです。 あなたが神の為に生まれてきて、神の為に生きて行くのだと、明確に“道”を教えてくれるのです。 文鮮明氏の宣伝も効果があります。 世界中のVIPが『お父様をメシヤと認めた』とする宣伝を見せられて、疑わずに信じてしまいます。 メシヤが、私に生きがいを与えてくれて、充実した毎日を送ることができるのです。 そのような道を示してくれたメシヤに、絶対的な信頼、無条件の信仰を持つようになるのです。 悩みがきっかけで信仰を始める人もいます。 例えば、統一協会には「転換期トーク」があります。 『あなたは転換期(人生の節目)だから、運勢をもっと良くする為に印鑑を買いなさい』『転換期だから、人生をもっと良くする為にセミナーを受けなさい』と勧誘するのです。 勧誘する方は、数百人に声をかけるのですから、本当に転換期(人生の節目)の人もいるでしょうし、大きな決断を迫られている人もいるでしょう。 結婚、離婚、就職、転職など、人生の節目にある時は、誰かのアドバイスを頼りたくなる時もあります。 それで、つい話を聞いてしまうのです。 結婚して新しい家族ができた時、生命保険に加入する人は多いと思います。 自動車を購入すれば当然、自動車保険に加入するでしょう。 誰にでも、思いがけない病気や事故に遭遇する可能性はあるので、その為に保険に加入するわけです。 それは分かっているのですが、実際に病気や事故など突然の災難に遭遇した時は、心細くて何かに頼りたくなるものです。 そんな時に絶妙のタイミングで『信仰すれば、人生が好転する』と言われて信仰を始める人もいます。 真面目に考えすぎる人ほど統一協会のカモになりやすく、『祈りを込めた印鑑を買えば運命が好転する』と言われて、つい信じてしまうのです。 子供の病気や大切な人の死をきっかけに、信仰を始める人もいます。 子供は抵抗力が弱く病気になりやすいし、人間はいつか必ず死にます。 それは分かっているのですが、実際に我が子が難病で苦しんだり、大切な人が亡くなった時には、『何故このように苦しまねばならないのか』と、運命を呪いたくもなります。 借金で首が回らなくなって、『なぜ人間は皆平等でなく、幸福な人と不幸な人がいるのか?』と、運命を呪いたい人もいるでしょう。 そのような時、『それらは先祖の悪行の報いであるから、子孫であるあなたが善行を積まねばならないのだ』と回答するのが、先祖の因縁を信じる統一協会です。 統一協会が教えてくれる、全ての問題の原因は「アダムとエバと天使の堕落」であり、単純で分かりやすいのです。 そして解決法は、「子孫であるあなたが、信仰生活を通じて蕩減条件を立て、神の祝福を受けて罪を清算する」ことなので、これも分かりやすいのです。 このように統一協会は、すべての問題の原因と解決法を大雑把に教えてくれるのですが、それが正解かどうかは別の問題です。 現在では治療によって完治する結核も、昔は不治の病だったように、現在の医学では治療が困難な病気もあります。 しかし、大切な人が病気で余命わずかと宣告された時、現在の医学では治療が困難なのだと、簡単に諦められるものではありません。 何とかしてあげたいし、何とかしたいのです。 そのような時に、『こうしたらあなたの大切な人は助かります』と言って近づいてくるのも統一協会なのです。 そのような時に人間は、自分が願わない最悪の結果を受け入れるよりは、自分が願う最善の結果をもたらす解決法を選びたいのです。 『信仰生活をすれば病気は治る』『印鑑を買えば運勢が良くなる』と言われた時、おかしいと迷っても、ひょっとしたらと賭けてみたくなるのが人間です。 その言葉が正しいかどうかは分からないのですが、その言葉が本当であって欲しいと信じ込むのです。 しかし、いくら『信仰生活をすれば病気は治る』『印鑑を買えば運勢が良くなる』と信じようとも、多少は慰めになろうとも、それが真実であるかどうかは全く別問題なのです。 こんなことで問題が解決すれば誰も苦労はしませんし、それどころか、統一協会は世界的に発展するはずです。 しかし現実はどうでしょうか? 統一協会の食口はどんどん脱会していきます。 統一協会は、刹那の夢を与えているだけに過ぎないのです。 現実世界の厳しさよりも、刹那の夢を見続けたい人たちは、その夢を信じ続けます。 しかし、いくら統一協会を信仰しても、真の解決がもたらされるわけではないので、問題は解決されずに残ったままです。 問題が解決しない時の言い訳は、最初から決まっています。 1、信仰(霊感グッズ購入)しなければもっと酷くなったはずだ。(この程度で済んだことを感謝しなさい) 2、信仰(霊感グッズ購入)が不足だ。(もっと献金しなさい) 3、サタン(悪霊)が手強いので効果が現れるのに時間を要する。(悪いのは全部サタンだ) 4、今辞めたらもっと悪くなる。(脱会阻止) 誰にでも判断力が低下する時があります。 分かっていたはずなのに、ついつい乗せられて信じてしまうのが、人間の心の弱さです。 カルトはそれにつけ込もうと虎視眈々と狙っています。 だから統一協会ではこう指導するのです。 『時の人を探しなさい』『“終末”の人に声をかけなさい』『神は、原理が分かる時の人を準備している』 “終末”とは世の終わりを意味することから、それくらい悩んでいる人を狙えと指導してきたのです。 真理であると理解する人ではなく、真理であると信じ込んでしまう、“時の人”を探せと指導してきたのです。 その為に霊能者を装ったり、悩んでいる人を騙してきたのが、統一協会の勧誘の一面なのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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