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2006年03月08日
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カテゴリ:戦争映画
かちんこ 1967 大映 監督:田中徳三
出演者:勝新太郎、田村高廣、細川俊之、小松方正、野川由美子ほか
89分 モノクロ


 やくざ上がりの大宮一等兵とインテリの有田上等兵の織りなす、娯楽アクションシリーズの第7弾。田中徳三監督の5作目。前作に引き続いて戦闘シーンが多く取り込まれ、さらに暴力あり、お色気あり、義侠心ものありと盛りだくさんになっている。
 舞台は相変わらず満州で、設定が1945年の7月頃になっており、すでに第4作あたりで8月になっていはずであるから、物語としては続き物とはいえ、時間的には相前後しているようだ。また、本作でついに終戦を迎える事になる。
 本作では、善玉上官役として香月少尉(細川俊之)が登場し、珍しく悪玉ばかりの将校に立ち向かっていく。義侠心をくすぐるお涙シーンもある。また、お色気役は野川由美子で、本作の大宮一等兵のスケベぶりは一層拍車がかかっている。ちょっとガツガツしすぎの感もあるが。
 終戦間際から終戦を描いているだけあって、日本軍の混乱ぶりもよく表現されているほか、本作では策略によって大宮と有田が引き離されてしまうのが見所だ。力の大宮と智恵の有田がどのように対抗していくのか。また、戦闘アクションも多いのだが、今作は大宮の独壇場。たった一人で中国軍ゲリラ部隊を全滅させてしまうのはちょっとやりすぎだが、大宮の孤軍奮闘と中国人母娘を救うシーンは涙ものだ。なお、今作のキーワードは「軍旗」である。
 いよいよ展開も早くなってきており、シリーズの終盤を予期させる。脚本も十分に練られてきた感があり、楽しめる1本となっている。

興奮度★★★
沈痛度★★
爽快度★★★
感涙度★★★★


!(以下 あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧下さい)
 部隊の手紙の受領に向かった大宮一等兵は、その帰り道軍旗室の前で自分の手紙を読み始めてしまう。それを咎めた将校、香月少尉は戦友をかばう大宮に好意を寄せる。
 さらに大宮は糧秣調達で油を盗み出し、魚を捕って部隊に天ぷらをふるまう。しかし、その油はひまし油で、部隊の皆は腹を下してしまう。そんな中、分隊長赤池曹長は大宮と有田の存在が気に入らない。
 部隊の相撲大会があり、行司役の赤池曹長は大宮が勝ったにも関わらず相手の勝ちにする。差し違えに異を唱えたのは香月少尉であった。香月少尉は連隊長の父を持つ毛並みのいい青年であったが、正義心も豊かな将校であった。こうした一連のことで赤池曹長と最古参の滝島准尉は大宮と有田を離ればなれにしてしまうことを計画し、有田上等兵を暗号兵にして師団司令部に送り込んでしまう。
 別れを惜しむ間もなく有田は師団司令部へ赴き、驚いた大宮は脱走し、女郎のさつきのもとに向かう。そこで、赤池曹長と滝島准尉の策略だと知ったうえ、二人が副官影沼少佐とともに横領していることを突き止め暴行する。しかし、結局大宮は脱走の罪で重営倉に入れられ、飯を減らされたうえ重労働を課せられる。
 昭和20年7月7日、体力の限界に達した大宮のもとに、3ヶ月の予定を繰り上げて1ヶ月半で有田が戻ってくる。これは香月少尉の裏工作のおかげであった。有田はすぐさま影沼少佐と赤池曹長の二重帳簿の証拠を掴み、取引の末大宮を助け出す。
 司令部から緊急指令が入り、部隊は八路軍三個師団を迎え撃つ事になる。そのため、軍旗をサイチンの天野旅団に引き渡すため、香月少尉が軍旗護衛部隊を編成して出発する。
 しかし、香月少尉の護衛部隊はゲリラの襲撃を受け、奮戦むなしく香月少尉は戦死し、軍旗が奪われてしまう。無電を傍受した大宮は単身で応援に向かい、中国軍ゲリラに立ち向かっていく。途中で、戦闘に巻き込まれた中国人母子を助け、ついに軍旗を奪還する。応援にきた部隊に対し、大宮は「香月少尉の軍旗は自分が持ち帰りたいであります」と言い先頭立つのだった。
 部隊に帰ると有田から終戦になったことを知らされる。大宮はもう一つやらねばならない事があると言い、影沼少佐、滝島准尉、赤池曹長のもとに赴き、思う存分殴りつけるのだった。 

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最終更新日  2006年03月08日 08時55分06秒
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