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カテゴリ:邪読
「No.6」にてネズミと紫苑、
「THE MANZAI」にて秋本と歩、 「バッテリー」にて豪と巧(オラ的には青波×巧・・・) と、数々の名カップル(きっぱり)を産みだしてきた あさのあつこ先生が またしても激アツな作品を発表されましたカッパ。 というわけで、今日の1冊はこちら↓
あさの先生初の文庫書き下ろし時代小説だそうで。 成長過程の少年を描かせたら天下一品の(とオラが勝手に思っている)あさの先生。 今作も勿論、 少年とも青年とも呼べない微妙なお年頃の男の子が主人公。 しかも、皆さん。 今回は単に新たな妄想の種カップルを見つけて 喜ぶだけじゃぁ済みませんカッパよ。 なんと・・・ 三角関係ダス。 ほい、きた~!! 白飯を下さい。丼で。 Σはっ!! あまりのオラの興奮っぷりに 皆様がドン引いてるのが目に浮かぶ・・・ いけない、いけない。 焦らない、焦らない。 一休み、一休み。 その虎を屏風から追い出して下さいまし。 今度はリラックスしすぎて、 一休さんにトリップしてしまったのはさておき、 (意味がわからない若人は置いてくよ☆) お話は江戸時代。 主人公は、鄙びた藩の 筆頭家老の御嫡男である伊月さん。 この伊月さん、 藩主の次男・圭寿さんに幼少期からお仕えしてるんダスが、 まずこの二人が相思相愛。 いや、これオラの妄想でなくて。 どのくらい相思相愛かというと、 圭寿さんは次男なので、自分は藩政には関われないことを開き直って 将来は戯作者になるなんて言ってんダスがね。 自分は市井の子供に文字やらを教えるから 伊月さんは剣術を教えて・・・と ナチュラルに将来を誓い合ってますから。 そんな圭寿さんの未来予想図に 伊月さんも満更でもない様子ダスから。 寧ろ、どんな境遇でも圭寿さんに一生お仕えしようと心を決めてますから。 その仲睦まじい2人の前に突如、颯爽と登場した謎の少年「燦」。 残念ながら銀河美少年ではないんダスが、 伊月さんと剣を交え、 その圧倒的な力量を見せつけたまま、また唐突に去る燦さんに 伊月さんは抗いきれない引力を感じるんダスね。 燦さんは燦さんで住まいのお山に帰ってから 伊月さんの佇まいを思い出して反芻し、 やっぱり好きだ~とか思ってますから。 (かなり噛み砕きましたが概ねこんなニュアンス。嘘じゃないダスよ。) なんだい、こっちも相思相愛ダスかい。 そして圭寿さんは燦さんに大変ご興味を抱かれたご様子。 ・・・て、おいおい。 ちょっとどういうトライアングルなんダスよ。 もう、おかずが多すぎて白飯が追っつきませんカッパよ。 更に、あらすじにもある通り、 伊月さんと燦さんには隠された宿命とやらがあるんダスがね。 2巻に引っ張ることなく、あっさりと明かされちゃうこの宿命、 宿命ってそっちのパターンか~~・・・ ま、嫌いじゃないダスけど。 ご飯がまた進んじゃいますけど。 1巻は人物と世界観を紹介するような感じの内容で 多くの謎を残したまま2巻に続くんダスが、 一番の謎は誰と誰がくっつくか・・・いや、 誰が攻で誰が受なんだっていうね。 結局のところはそれが一番の関心事ダス。 今のところ全員受の風情。 時代小説ではありますが、 自分の現在の境遇に満ち足りて、明日を疑わなかった少年が 隠された世界の裏側に触れ、 逆らいきれない運命の奔流に呑まれていく・・・という ストーリーとしては「No.6」と同じカテゴリーに分類されるかと。 長さも短めでササッと読めますので、 時代小説は読んだことないから・・・と敬遠している方も 機会がございました是非お手に取ってみて下さいカッパ。 そして、オラと受攻について熱く語りましょう。 いや・・・結構探したんダスが カップリングを想定している方をお見受けできませんでしたので・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.24 00:55:12
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