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TOKYO!
Michel Gondry Leos Carax Bong Joon-Ho 110min(1:1.85) (つづき) 話を物語に戻すと(以下少々ネタバレ)、そんな自信喪失、自分の存在意味を見失う中で、ヒロコは椅子と化してしまう。椅子というのは、ただそこにあるだけでは何の価値もない。しかし立っているのに疲れた人がいると、たちまち椅子はその人に癒しを与える存在となる。彼女は一人暮らしの見知らぬ男の部屋にいつく。男には姿を現しはしない。男は姿は見えないけれども何かの存在を感じているようでもある。人と人とのコミュニケーション。人が自分の存在の意味を感じ、自分の居場所を見出すのは、究極、自分が誰かの必要とされていると感じられることなのだ。ヒロコはこの男の部屋での共生(?)に静かな安らぎを感じるのだった。 以上が第1話、ミシェル・ゴンドリーの『インテリア・デザイン』。とにかく藤谷文子の雰囲気が光っていた。 第2話、第3話は次回以下に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.20 23:29:14
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