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ラッコの映画生活

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2009.03.07
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カテゴリ:カテゴリ未分類
MON MEILLEUR AMI
Patrice Leconte
94mn(1:2.35)
(桜坂劇場 ホールCにて)

(つづき)
ところがフランソワが親友と思って会いに行った人のことごとくに「親友でも、友人でもない」と言われてしまう。焦った彼は親友作りをしようとするが上手くいかない。で映画はこの後、偶然出会ったタクシーの運転手ブリュノとの物語を中心に描かれていく。

人当たりが良く愛想の良いブリュノはさぞかし友人が多そうだけれど、彼は妻と友人に裏切られた苦い過去があり、実は友人もなく孤独だった。前回フランス語では「ナイーブ」がけなし言葉であると書いたけれど、お人好しであるというのはやはり一種の性格的欠陥であって、それでは真の友情関係を築くことは出来ないということですね。

そんなわけで孤独で不器用な二人が、友情を築いていくお話。安易にフランソワを信用してしまうブリュノがあり、他方人の気持ちもわからずにそんなブリュノを傷つけてしまう無神経で自分勝手なフランソワがいて、なかなか簡単にはいかないのだけれど…。

二人の物語に関して書いている方は多いので、それとは違ったボクの感想を以下に少し書きます。

誕生日のテーブルを囲んだ人々は「フランソワには友達はいない」と言うけれど、それは自分達も「君の友達じゃない」ってことですね。本当にそうなのかな?、っていうのがボクの疑問。無神経で独善的なフランソワにウンザリもしているけれど、自分達には君の友達になる用意があるから、それに値するように変わりなさい、って言っているように感じられるのだ。

その辺の役どころとして面白いのが共同経営者のカトリーヌだ。ルコント監督も言っているように男女の友情は恋愛との境界、あるいは相互侵入した部分があって難しいけれど、ブリュノが現れる前から、親友としての資質と可能性と期待を持っていたのはカトリーヌなのかも知れない。だからフランソワが親友を得るためには、新しく親友を探すのではなく、カトリーヌその他の期待に応えるように自分が変わればよかった。しかしそのためにはブリュノとの関係が必要だったということなのでしょう。映画をわかりやすくするためにカトリーヌや娘との関係が軽くしか描かれていなかったが、これらをもう少し発展させていたらもっと面白かったかも知れない。


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Last updated  2009.03.07 00:35:31
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