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July 9, 2006
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大極宮の鼎談記事で、これからが楽しみな作家の一人に挙げられていた気がする。

第5回ホラーサスペンス大賞・特別賞受賞作らしい。
ホラー要素がかすかに入ったミステリと言った感じだろうか。

ホラー作家の道尾が「天狗村伝説」の残る(旅先の)白峠村の河原で耳にした不気味な声。
村では数年前から少年が失踪する事件が起きているという。
何か人ならぬものの気配を感じた彼は「霊現象探求所」を構える旧友・真備のもとを訪れる。
真備の元には白峠村周辺で撮ったと言う、背中に二つの目が移る4枚の心霊写真と、全ての被写体がその後、自殺したと言う情報があった。
真相を求めて彼らと真備の助手を務める彼の幼なじみの妹・北見と共に再び村に向かう。

選者の言葉には京極氏っぽいエッセンスがあるとあるが、どうだろう?
どこかで読んだミステリ要素があちこちにあったとは思うけれど。

道尾の不思議な能力(霊感?)や北見の心を読む力、彼らに協力する霊感少年・亮平はあまり役に立ってない。
ホラーにするためにいれたのか?

作中、金田一シリーズを引き合いに「人が死んでから謎解きをするのでミステリはあまり好きではない」と真備が言う。
だが、作品は同じような構成になっているところは金田一シリーズへのオマージュだったのかもしれない。
真備は事件解決後、「取り返しがつかないことが起きる前にそれを防止するのがどんなに難しいか分かった」とも言っている。

真備は警察に協力したことがあり公安から情報を得たりしているのだが、その内容はいつか分かるだろうか?(シリーズ化している)

:メモ
釈迦仏教は本来、霊や霊魂の存在を認めていない。
成仏と言うのは煩悩や生死から解脱して仏になるという意味で、霊があの世へ行くことではない。

「物」という言葉は本来人間の心を意味する。
心に哀しい気持ちが生じれば"物哀しい"
心に寂しさがあるから"物寂しい"
ある心的作用から人の心が怪しげな何かを生み出したものが"物の怪"と呼ばれる。





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Last updated  July 9, 2006 09:19:29 PM
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