カテゴリ:本
他の人にはなんでもないような、よくあるようなことでも、その人にとっては大きな傷だったりする。
そんな自分の傷(を受けた場所)に包帯を巻こう。 親友かつ「方言クラブ」続行中の高校生のワラとシオ。 かつてはリスキとテンポも含んだ親友4人組だったが、生活環境、進路の違いからバラバラになっていた。 ワラが病院で出会ったのは破天荒でお調子者のディノ。 彼が流れで(自分が)傷ついた場所に包帯を巻いたのをきっかけにワラはトラウマの場所に包帯をまく「包帯クラブ」をはじめる。 メンバーはシオ、シオの幼なじみでゲイのギモ、そして発案者のディノ。 ネットも使って「包帯クラブ」を広める4人。 ワラはかつての親友にも連絡を取り、参加を促すが、中卒のリスキは加わったが、進学校に行ったテンポには断られる。 順調に広がる活動だったが、苦情が役所と学校に来て中断してしまう― 傷ついていると口に出したり、行動したほうがすっきりすることもある。 当時の活動と現在の近況がはさまれながら進むのが面白い。 その後でチラチラと明かされるワラとディノのこの先が気になる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 31, 2006 10:42:34 PM
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