カテゴリ:本
西尾作品、読めるものからと借りたが、12ヶ月連続で出版が始まったばかりのものだった。
刀を持たない虚刀流第7代当主・鑢(やすり)七花は姉の七実とともに父・六枝が島流しにあったため無人島で暮らしていた。 父亡き今も島を出ないのは病弱な姉を心配していることと面倒だから。 そんな彼の前に幕府の奇策士・とがめが現れ、伝説の刀鍛冶・四季崎記紀が人生をかけて鍛えた12本の刀の収集を命じる。 四季崎に興味を示すも、反応イマイチな彼らを幕府を裏切った真庭忍軍十二頭領が一人・真庭蝙蝠が襲う。 蝙蝠は絶刀・鉋を所持していた! 金に転ぶものに裏切られ、剣士は刀に魅入られ裏切り、刀の収集に失敗中のとがめが七花に提案したのは「私を愛せ」(ほれたもののためなら裏切らない)というぶっ飛んだもの。 家族以外の人と交流した記憶のないため、他者との交流がピンボケ気味な七花と突っ込み役のとがめのコンビがこれからどうなっていくのか楽しみ。 絶刀・鉋(かんな)~強度に特化した刀で折れることはない。 斬刀・鈍(なまくら) 千刀・金殺(つるぎ)・本当は漢字一字 薄刀・針(はり) 賊刀・鎧(よろい) 双刀・鎚(かなづち) 悪刀・鐚(びた) 微刀・釵(かんざし) 王刀・鋸(のこぎり) 誠刀・銓(はかり) 毒刀・鍍(めっき) 炎刀・銃(じゅう) ~ネタバレメモ~ 虚刀流は手刀足刀をはじめとした肉体を使い、刀を折る技もある。 が、剣の腕はからっきしである。 人をコピーできる蝙蝠は、七花に化けて彼と対戦するも鉋を持って攻撃した為、(刀が上手く使えず)あっけなく負ける。 とがめは七花の父が幕府の下で働いていた時に一族を根絶やしにした奥州の顔役・飛弾鷹比等の娘だった。 刀を集めるのは幕府への復讐のため? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 11, 2007 11:08:44 PM
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