Fate / Prototype 見ました(ネタバレ)
Fate/Prototype -Animation material-【電子書籍】[ TYPEーMOON ]価格:1,650円 (2023/10/9時点) 楽天で購入 Fate/Stay night(SN)といえば、元は奈須きのこさんが学生の頃に書いてた未完小説が元になってる訳ですが、この度、その原型に当たる作品が「Fate/Prototype(FPT)」と銘打たれ、カーニバルファンタズム vol3の特典映像として収録されました。カーニバル・ファンタズム 3nd season【初回限定生産】【Blu-ray】価格:10,480円(税込、送料別)完全なファンサービス作品で、空の境界が映画化されたことも驚きでしたが、この作品が映像化されたことも今までになく興奮しました。SNやZeroはゲームも小説も人気があり、メディア化してもおかしくないと感じてましたが、これまで映像化されたのは本当に想定外でした。そんな訳で、帰郷してから、さっそく近場にて購入した所……もうなんですか、何度も何度も繰り返し見ちゃっております。折角なので、今回は特に印象深かったキャラクターをご紹介します~興味のある方は是非、ご購入をば~ノシ・沙条綾香「自己評価であるが私の性格は最悪だ。 根暗で、臆病で、視野が狭くて、見栄っ張り。そして何より―― どうしようもないぐらい、平凡で、平凡だ」主人公。前回の聖杯戦争優勝者の次女ながら、魔術師であることにコンプレックスを抱く女子高生。そのコンプレックスゆえか、どこか卑屈で後ろ向きな印象。ランサーに殺される寸前、セイバーを召喚し、止む無く聖杯戦争に関わっていくことに。SNの主人公である士郎が「自分は凡庸である」と身の程を弁えている(実際は凡庸ではないですけど)上で精進しようとしているのに比べると、綾香は「自分は凡人だ」と諦めて流されている様で、どことなく桜に近い感じが。まぁ、残念なことに桜の何ともいえない色香はありませんが。物語では嫌々、戦いに巻き込まれていく中で次第に覚悟を決めて成長していく……という予定だった模様。ちなみに眼鏡っ娘。設定集で顔を赤らめながら「バカじゃないんですかッ!?」と怒鳴ってる顔が可愛い。・セイバー「過程と結果はワンセットじゃない。それらは別のものだ。 結果を出せない努力に意味はない?愚かしい詭弁だよ」綾香のサーヴァント。勿論、真名はアーサー王、宝具はエクスカリバー。金髪の美青年で、強い正義感と大人びた価値観を併せ持つ爽やかお兄さん。SNセイバーの様に祖国救済というくびきに縛られることなく、SNアーチャーの様に摩耗しきってもいない。既に達観の域にあり、本作では未熟な主人公の成長を促し消えていくお兄さん的な存在だった模様。詳細は明らかになっていませんが、アーチャー(ギルガメッシュ)との死闘を終えた後、物語の途中で退場することに。・玲瓏館美沙夜「ええ。私、他人の痛みを聞くのが好きなの。それが見目麗しい青年なら尚更よ」「私の命と私の心情は別のもの。秤にかけることさえおぞましいわ」綾香のライバル。プライド高く、華やかで残忍な性格のお嬢様。その実、前回の聖杯戦争で掛けられた呪いに犯されており、聖杯戦争に勝ち残らなければ未来はないという。物語中盤、呪いによって死亡し、以後はリビングデッドに成り果てるという悲惨な結末が待っていた模様。SNの凛ポジションに当たるキャラクターですがイメージは大分違い、凛から愛嬌を取り去って刃を砥ませたような感じ。どことなくSNキャスターさんの悪女っぽい雰囲気も兼ね備えていたり。ペットの猟犬達の餌であるモツを鷲掴みしている時の笑顔がなんともいえません。ゾクゾク。・ランサー「黒魔術とは古風だなぁ。こりゃ、ちょっと勿体ないかねぇ?」美沙夜のサーヴァント。真明はお馴染みクーフーリンで、宝具もゲイボルク。SNランサーよりも若々しく、その分、感情に走る部分が多かった模様。美沙夜との関係はまさに飼い主と飼い犬といった感じ。リビングデッドと成り果ててしまった美沙夜を殺す為に、なんとセイバーを失った綾香のサーヴァントになる予定だった模様。槍がエクスカリバーの一撃で折られたり、全身タイツじゃなくなったりと、この人には個人的に一番、驚かされました(笑)・ライダー「幸福な人々を望んだ彼の為に――君達を皆殺しにする」マスターではなく仮面を依り代とするはぐれサーヴァント。受肉しており一般人の様に振る舞う。真名はペルセウス。SNでお馴染みのペルレフォーンを初めとするA~Eの5つの宝具を使いこなす。心優しく穏やかな性格でありながら、自らを召喚して命を落とした不幸な少年を蘇生させようと聖杯戦争に臨み、更に大量殺戮を繰り返す直接は登場しませんが、SN版のライダーやキャスター、ギルガメッシュにその片鱗が残っていますね。・サンクレイド=ファーン「ああ、あれは嘘デース!ワタシ、東洋人大嫌いですから!特に日本人とか虫唾が走りマース!」外道神父。SNの言峰が静かなる外道だとすると、こっちは激動の外道。なんていうか爬虫類。綾香に好人物の振りをして近づき罠に嵌めたり、バーサーカーのマスターを暗殺してマスターになるなど、言峰の原型に当たる模様。言峰よりは「空の境界」に出てきたアルバみたいな感じですがー。・沙条愛歌「早く会いたい、早く会いたい、早く会いたい!私のセイバー!私の、私だけの王子様!」先の聖杯戦争で死亡した筈の綾香の姉。前回のセイバーのマスターでもあり、セイバーを「王子様」と呼ぶ。召喚するのはクラス・ビースト(おそらく、アヴェンジャーの原型)。物語の黒幕兼根源的な存在で、SNの黒桜や言峰のポジションに当る模様。ロリっ娘ですがイリヤというよりも、どこか既に壊れてしまっているような雰囲気がFate Extra に出てきたアリスを思い出しました。