カテゴリ:映画
日本の映画史上金字塔の「南極物語」を、アメリカディズニー社が
リメイクした「南極物語」が、近々上映されるとの事で 改めて日本版が昨日TVで放映された。 所々コマーシャルで蹂躙されてて、一部はしょった部分もあったが 又々、当分は「南極物語」後遺症に悩まされる事になるだろう! 寝ても覚めてもあの光景が頭から離れない状態になるのだ。 最初は1983年、最初の上映を映画館で観た時の事。 2回目は数年前、ビデオで我が家で観た時の事。 そして、今回。 こんな事があって良いのだろうかって云う想い! あの犬達が人間に置き換わったとしよう、、、 恐らく、こんなには身もだえしないだろう。 弱い者への完全なる憐れみ以外の何物でもない! 繋留所で亡くなってた犬7匹、氷海に散ったであろう犬6匹。 そして「基地」が生まれ故郷だからこそ、助かったと思われるタロとジロ。 それぞれに憐れでどうしようもない・・・・ 一番先に亡くなったのが「ジャック」であったか? 先に亡くなった方が幸いなのだ。 他に「シロ」「アンコー」「ゴロー」リーダー犬の「リキ」 名前を思い出してやりたい・・・それだけで供養になるだろうから・・・ 全部で15頭。 「風天のクマ」なんて名前が付いた日にゃ~ もう、それだけで感情移入してしまう・・・・ ところで大疑問! 弱って行く体の描写は「麻酔」を掛ければ良い事だが そして「血」も勿論、塗れば済むこと。 氷海に落ちてしまう情景も冷た過ぎて超可哀想だが 後で直ぐ引き上げるだろうし(でも引き上げられない場合もありそう!) びっこの足はどうするのだろう? 高い絶壁から落ちるシーンは実際にやはり、落としているよね。 これは残酷過ぎるよね。 当時「動物愛護団体」からクレームがあったのかどうか? 現代なら当然あったと思われる。 でもカラフト犬の少々の犠牲を払っても(死迄至ってないよね) やはり、創る価値は充分にあったと思われる。 現実に何があったのかを教える為に(半分は想像して作った事だろうけど)、 「必要悪」だったと見るべきだ。 昭和33年、子供だった私は当然「南極越冬隊」が カラフト犬を置き去りにしなくてはならなかった「報」を リアルタイムで体験した! 生まれてから最初の「悲しい出来事」だった。 日本国民、大人も子供も「どうして・・・」状態だったと思う。 子供心にも15頭の犬達は到底助からない、と思った。 それが一年後、意外にも「タロー」「ジロー」が生きていた、と 知った日にゃ~~~今の「WBC日本奇跡の準決勝進出」どころの 騒ぎではなかった!! 私も天を仰いで「神様~ありがとう」って言ったさあー! 超生意気なガキだったもんだ。 ところで最期の名場面、2匹と二人が再会するシーン。 もう少し、どうにかならなかったものか、と思ってしまう。 二人とも涙が出な過ぎなのだ。 普通「号泣」するだろう! いくら「高倉健」と云えども、、、だ。 いや、「健」さんはあー云うキャラクターの売りだから 涙が少しでも良いとしよう。 「渡瀬恒彦」さん、ここはあんたが頑張って滂沱と涙を流して欲しかった! これが唯一の残念だった点です。 他は3年と云う月日を掛けて良くぞ、ここ迄撮影されました! 大変なご苦労だったと思います。 それにしても25日間の大陸奥地遠征のシーンでは 真っ黒の顔に思わず笑ってしまった。 世界に発信して欲しかった! 日本映画此処にあり、と。 いや、「素材」が良いから映画の出来は当然の帰結か・・・ 何より「事実」と云う事が大いに貢献しているからだ! 名前を思い出してやりたいので、言える人は名前を 書いて行って下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画] カテゴリの最新記事
私も最初にこの話を聞いたときはは、こんなことがあっていいのだろうかと、
言い知れぬ怒りを覚えました。 映画は見れませんでした。 最近の映画の宣伝で似たような物語があると思ったら リメイクということがわかりましたので、どうして、と思いましたが・・・ 人間に見捨てられた犬たちが、シッポを振って人間を迎えるのは、ちょっと辛すぎます。 ロシアでは日本人捕虜に買われていた黒い犬が 捕虜が引き上げ船に乗って帰るとき、後を追って海に飛び込みましたが、 一生懸命に泳いで追いかけるクロを拾いあげて 日本に連れて帰った実話がありますが こちらは救われる思いがしました。 (2006.03.19 23:28:36)
「南極物語」のリメイク,私は見てみたいです。
以前見たときは幼かったので,ほとんど覚えていません。 それに,高倉健を誰が演じるのかも気になるし・・・。 たぶん,映画館では観れませんが。 (2006.03.20 10:05:59)
ネット姫さん
>私も最初にこの話を聞いたときはは、こんなことがあっていいのだろうかと、 >言い知れぬ怒りを覚えました。 >映画は見れませんでした。 > >最近の映画の宣伝で似たような物語があると思ったら >リメイクということがわかりましたので、どうして、と思いましたが・・・ > >人間に見捨てられた犬たちが、シッポを振って人間を迎えるのは、ちょっと辛すぎます。 > >ロシアでは日本人捕虜に買われていた黒い犬が >捕虜が引き上げ船に乗って帰るとき、後を追って海に飛び込みましたが、 >一生懸命に泳いで追いかけるクロを拾いあげて >日本に連れて帰った実話がありますが >こちらは救われる思いがしました。 ----- 撮影の為に亡くなった犬が居たなんて思いたくありませんよね! 雪の下に眠っていた亡骸なんてのは勿論作り物でしょうし・・・ 「引き上げ船」の話、犬は賢こ過ぎます! その賢さが逆に憐れです。 この度の記述で分かったのですが、 TBされたサイトを覗いてみて、大変な事を知りました! 生きたまま皮を剥がされ、毛皮に供される事 を。しかも狐や、ウサギではなく、犬や、猫もそうだそうです。 筋肉の反応が良く、剥がし易い事。 又、血が流れなく皮を汚さないから、と云う事で! この事をブログに書く心算です。 大変な事です。「南極物語」どころの騒ぎではありません! (2006.03.20 11:02:34)
三原のカメさん
>「南極物語」のリメイク,私は見てみたいです。 >以前見たときは幼かったので,ほとんど覚えていません。 >それに,高倉健を誰が演じるのかも気になるし・・・。 >たぶん,映画館では観れませんが。 ----- そうですか、子供の頃観たのですか。 同じ後からDVDで見るのなら、大分後になりそうだし、「日本版」を先ず見たらどうですか? (2006.03.20 11:11:28)
トラックバックをさせていただきました。
>昭和33年、子供だった私は当然「南極越冬隊」が カラフト犬を置き去りにしなくてはならなかった「報」を >リアルタイムで体験した! すごいです。 リアルタイムで体験して、映画を見ることができるなんて。。 きっと、タロとジロが見つかったという報道もごらんになったのですね。 映画製作過程での、犬の取り扱いについては、 私も疑問を感じずにはいられないのですが・・・ 初めて見た映画であり、まさに私の名作映画でした。 (2006.03.20 17:52:58)
熟子さん
>トラックバックをさせていただきました。 > >>昭和33年、子供だった私は当然「南極越冬隊」が >カラフト犬を置き去りにしなくてはならなかった「報」を >>リアルタイムで体験した! > >すごいです。 >リアルタイムで体験して、映画を見ることができるなんて。。 > >きっと、タロとジロが見つかったという報道もごらんになったのですね。 > >映画製作過程での、犬の取り扱いについては、 >私も疑問を感じずにはいられないのですが・・・ >初めて見た映画であり、まさに私の名作映画でした。 ----- アメリカリメイク版が何か気になるコメントをしていましたよね。 曰く、本当に死んでしまう犬を最少に留める様に、、、、なんてね。 これって、日本版でかなりの死者(犬)が出たって 事? 今更、日本側の製作スタッフを検索して、調べても担当者は本当の事は喋ってくれませんよね。 熟子さんのとこへお邪魔しましたよ。 (2006.03.20 20:04:03)
シロが落下するシーンは、他で手に入れた死体を使い、足を引きずるシーンは、足にノリを塗ったとのことです。撮影の間は常に獣医が二人つき、死んだり、怪我をした犬はまったくいなっかったそうです。
(2006.03.24 11:11:02)
南極さん太郎さん
>シロが落下するシーンは、他で手に入れた死体を使い、足を引きずるシーンは、足にノリを塗ったとのことです。撮影の間は常に獣医が二人つき、死んだり、怪我をした犬はまったくいなっかったそうです。 ----- 南極さんありがとう!教えて下さって。 終に真相は分からず仕舞いかな?と思っておりましたし、真相がハッピーだったのが又、凄く嬉しいデス!! (2006.03.24 11:42:47)
南極さん太郎さん
>詳しくは、こちらをどうぞ…(^ヮ^) > http://www.d6.dion.ne.jp/~tomplus/antarctica.htm ----- 見ましたよ。 ほんとに力強い否定でしたね。 こうなくっちゃ~ (2006.03.25 19:11:29) |
|