弁護士・伊藤和子のダイアリー

国連に新しくできた人権理事会、というところで、すべての国の人権状況を審査することになった。あまり知られていないけれど、実は今日が日本に対する人権状況の審査の日なのです。ジュネーブで審査が日本時間の午後9時半からはじまる。
　その様子はインターネットで中継され、以下のウェブキャスト、というシステムでみられることになっています。

http://www.un.org/webcast/unhrc/index.asp

　午後9時半から三時間の予定のようです。
　私の参加している団体ヒューマンライツ・ナウでは、刑事司法、相次ぐ死刑執行、
　99%の有罪率、生活保護の受給拒絶による餓死者の出現などの「社会権規約」上の義務違　　反、日の丸・君が代に賛成しなかったために400人近い教員が処分されている問題
　(「自由権規約」違反)、従軍慰安婦などの問題について、国連に報告文書を出し、
　　(http://www.ngo-hrn.orgの2月のところに出ています)
国連のレポートにも以上のようなことを多く取り上げていただいた。
　今回の審査を通じて、日本の人権状況が世界でどう評価され、改善につながるのか注目したい。
　ぜひお時間があれば中継をご覧ください。