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弁護士・伊藤和子のダイアリー

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2008.08.24
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  北京五輪よりも、やっと公開されたセックス・アンド・ザ・シティー
 をみにいきたくなり、仕事を中断してふらりと見に出かけてきた。
  留学でニューヨークにいたころ、何度このTVシリーズをみて、ドラマの
 舞台となっている街角を歩いたことだろうか。
  ニューヨークについたばかりで周囲になにやら圧倒されていたときも、
 このドラマをみると、町を楽しんで闊歩できるような気にさせてくれた、
 明日への活力をたくさんもらったように思う。
  日本に帰ってきてもNYCをなつかしんでみて、というわけでさんざん
 この4人の女たちの話に付き合ってきたので、映画ではどーんと感情移入をして
 しまった。
  ここまで重たい展開とは思わなかったのだが、結婚式をドタキャンされた
 主人公のキャリーがまるで尼僧のようにシングルで暮らすことに悟りを開いてしまった
 ような感じで季節が流れ、もうキャリーは一人で生きていくのか? と
 思った矢先のハッピーエンドは、自然とうるうるしてしまった。
  
  しかし、ここでもうひとりの私(あまのじゃく)が疑問を呈する。
  ニューヨークに生きる40代のキャリアの話であるにも
 かかわらず、結局、「結婚こそが女性の幸せ」というコンサバな結論に四人中三人が
 落ち着いてしまって、その方向性が強調された感じだったのは、
 少しがっかりで、何やら「裏切られた」と思う日本のアラフォーも多いのでは
 ないだろうか。
  もちろん、彼女たちの結婚はそれぞれとても素敵な展開だったけれど、
 世界の先端ニューヨークのいまを生きる女性たちの象徴なのだから、
 もう少しダイバーシティがほしかった(とはいえ、かくいう私も既婚者ですが、
 それは棚にあげて)

  そもそもこのドラマは、30歳をすぎても結婚もせずにふらふらとしている
 絶望的な女たちの退廃的かつ軽薄なドラマ、と一部でさげすまされ、そんなものを
 見たり近づいては結婚できなくなるのが伝染する、と言って
 避ける人まで周囲にいたくらいで(^^;)、
 マイノリティ・体制にくみしない反逆児というところから出発した。
  しかし、国際都市ニューヨークにはそんな生き方もあるんだ、
 そして結婚しなくても、体制側に属しなくても、マイノリティでも、町を闊歩して、
 自分でお金を稼いで、社会で活躍して、強がりではなく本当に、
 女は楽しく生きていけるんだ、ということを示して、世の女性たちの圧倒的な
 支持を得た。それがみんな5年たって4人は大人になった、というのだけれど、
 なんだかみんなして体制内化しちゃったみたいで残念、ということもできる。
   
  そんななか、唯一の救いというか、唯一独身を貫くサマンサ、がんも失恋も
 乗り越えて、50になっても反逆児を貫くところがなんともあっぱれな感じで、
 試写会を見た女性たちの支持が集中していたのもうなづけたのであった。

  しかし、日本の私のまわりを見渡すと(特殊な業界だからか?)、
  ほとんどの友人女性が独身貴族という雰囲気なので、もしかしたら、
日本のほうが事態は進んできつつあるのかもしれませんね。
  また、私は離婚事件が多いので、離婚して美しく、強く生きる女性たちを
 いつも尊敬し、応援している。
  そんな日本の女性を応援するパワフルなドラマがあってもよいかもしれません。
 
  というわけで、いろんな角度で楽しめる、映画SATCでした。
  





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Last updated  2008.08.25 02:33:18


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