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合宿の間、生徒と寝食を供にすることで初めて気付く事が多い。
例えば食事をするときでも、普段の塾内での様子だけでは分からない生徒の一面を垣間見ることができる。 食事の礼儀作法はきちんと徹底されているか、好き嫌いが多いか少ないか、出されたものを完食するのか平気で残すのか。 生徒達の食事の様子を見ていて、あまりにも好き嫌いが激しい事に正直驚いた。また、食事を残すことに対しての罪悪感が非常に乏しいことにも驚きを隠せない。 『最近の子』という一言で片付けられる問題ではないと思う。 飽食日本の象徴なのだろうか。 食事は生きる基本である。食べたものがそのまま体を作り、脳を作る。 また、子どもに対する躾の大部分が反映されるのも食事である。 『嫌なものは無理して食べなくてもいい』と教えられてきた子どもがどうして嫌な勉強を我慢強く出来る子に育つだろうか。 子どもの学力低下の影には、もしかすると食に関するモラルの低下が潜んでいるのかもしれない。 食事に関しては文句の付け所が満載だったうちの生徒だが、合宿2日目を無事に皆乗り切ることができた。 「これまでの人生で一番勉強した日だった。」と、ある生徒が言った。 そりゃそうだ。しめて13時間30分勉強したんだから。 これが頑張って勉強するってことなんだと、身に染みて分かっただろう。 これが受験生の姿だ。自分の将来を懸ける日が数週間後に迫った、受験生の本当の姿だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 11, 2009 11:20:11 PM
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