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「左手はノートの上!消しゴムは握りしめたままにしない!」
「足をブラブラさせない!」 「ほら、真っ直ぐ座る!」 「今は先生の目を見て話を聞く!鉛筆は置く!」 「変な踊りをしない!」 小学生の授業では、毎回と言っていいほど生徒の姿勢についての私の檄が飛ぶ。 特に勉強する姿勢が出来あがっていない生徒に対しては、勉強の内容を教えるより正しい姿勢を教える時間の方が多いかもしれない。 以前左手という記事の中でも触れたが、勉強できるようになるためには、正しい勉強姿勢を身につけることが不可欠になる。 正しいフォームで素振りが出来ないバッターは、年間200本安打を達成することは出来ない。 正しいフォームで平泳ぎが出来ないスイマーは、オリンピックで金メダルを取ることは出来ない。 それと同じように、正しい姿勢で勉強できない子どもが、学年で1番の成績を取ることは出来ない。 姿勢は勉強している人の心をありありと映し出す鏡である。 左手でノートを抑えることなく勉強している人は、イマイチ勉強に没頭していない心が現われている。 消しゴムを握りしめたまま問題を解いている人は、勉強に対して自信が持てないという心が現われている。 肘をつきながら勉強している人は、面倒くさいという気持ちが全面に現われている。 勉強に没頭できないとか、自信が持てないとか、面倒くさいという、勉強に対するネガティブな気持ちはすぐに変えることは出来ない。 しかし、姿勢は今すぐにでも変えることができる。 だから私は姿勢について口うるさく言う。 姿勢が人の心を映し出す鏡であるならば、鏡に映るモノ(姿勢)を変えてやると心までも変わってくる。 勉強にいまいち気が乗らない場合、無理やり心を奮い立たせなくても良いから、その代わりに姿勢を思いっきり良くしてみる。 背筋をまっすぐ伸ばし、正しく椅子に腰かけ、ノートを左手で抑え、消しゴムを然るべき位置にスタンバイし、鉛筆を正しく握る。 それを思いっきり意識してやってみる。 だるいなと思っても良いから、姿勢だけは崩してはいけない。 そうしているうちに、必ず正しい姿勢に見合った気持ちになり、だんだん勉強に気持ちが乗ってくるはずだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 10, 2009 11:32:49 PM
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