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コトノハ~慧真館~

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Dec 8, 2009
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今日から来週にかけては面談ウィークになっている。
中3生の進路面談以外の面談については、全て希望制としているが、今回は面談を申し込まれた方が多い。
授業の合間に面談を入れていくので忙しくはなるが、同時に気が引き締まる。

今日の面談で、ある中2生の保護者と来年の受験の話になったときに、こんな話をした。

「親御さんは、ぶれないでください。親御さんがぶれてしまうと、子どもは道に迷ってしまいます。子どもの受験について、軸となる信念を持っていてください。そして、その信念の軸に基づいて、子どもの状態がどんな状態であれ、同じことを言い続けてください。そうすると、子どもの心の中にも、軸になるものが生まれます。
親は迷うなとは言いません。迷うことも、軸がぶれそうになることもあると思います。しかし、それを子どもの前で露呈しないでください。」

今の高校受験は、昔と比べてシステムも変わり、また選ぶ高校の選択肢も随分と増えている。
昔は今ほど受験システムも複雑ではなく、またここ神奈川においては学区の制限があった分、高校の選択肢も数える程度しかなかった。
受験システムが一本化されていて、選択肢も少なかったので、学校成績や偏差値で受験する学校が自然と絞られた。

しかし今は違う。
前期・後期という受験システム、学区の撤廃による選択肢の増加、また嘘か真かも分からないほど氾濫する情報。
子どもが、自分の進路に対しての軸がしっかり定まっていないと、必ず道に迷ってしまう。
一度迷ってしまうと、迷路から抜け出せなくなり、最後にはヤッツケでファミレスのメニューを選ぶように高校を選んでしまう。

これまでたくさんの生徒とその保護者と面談してきたが、親御さんの子どもの受験の考え方にブレがない場合、子どももブレにくい。
例えば、「自分の行きたいところに行けば良い。でも、お母さんにあなたの本気が伝わらない場合、好き勝手な受験はさせない。受験で大切なのは、『本気で頑張る』という経験なのだから。」と終始言い続けていた親御さんがいた。
子どもの模試の成績が良いときも悪いときも、「模試の成績よりも、あなたの本気を見せなさい」という態度はずっと変わらなかった。
その親御さんの子どもは、最初こそ反抗していたものの、親御さんの一貫した信念に触れ、成績の上下に関係なく『本気で頑張る』という姿勢を貫いた。

一方、親御さんがブレてしまうと、その子どももブレてしまい、自分の進路を決定することに迷いが生じてしまう。
例えば、「あなたの行きたいところを受けなさい。お母さんは応援するよ。」と言っていたのに、いざ子どもが進路を決定すると、「そんなところやめなさい。もっとレベルの高い高校にしなさい」「そんなところ、あなたが受かるわけないじゃない」と、子どもの意見を否定する。
そうすると、子どもは一体どこを選べばいいのか分からなくなってしまう。
また、「後期選抜になってもいいから、頑張って少しでも上の学校に行きなさい」と言っていたのに、受験間際になると「レベルを落として前期で受かるところに行きなさい」と言ってしまうと、子どもは何を目指して頑張れば良いのか良く分からなくなってしまう。

大学受験ならともかくとして、高校受験を目指す子どもは、まだ親の影響を色濃く受ける年代である。
親の信念が一貫していると、子どもはその信念を地図に、迷うことなくゴールまで辿り着きやすい。
親の信念がブレしまうと、子どもは何を指針に、何を頼りに進めば良いのか分からず、迷路にはまってしまう。





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Last updated  Dec 8, 2009 11:04:40 PM



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