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コトノハ~慧真館~

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Dec 16, 2009
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キックボクシングの道場で、フリーウエイトのトレーニングをやっている。
自分1人でフリーウエイトをやると、1セットで10回の回数をこなすのがやっとだ。
しかし、塾長(ジムの指導者)と一緒にやると、同じ重さでのフリーウエイトを13回やらされる。
プラスの3回は、塾長がバーベルを少し支えてくれる。

10回で限界が来ているので、残りの3回は、塾長のサポートがあるといえども、腕も大胸筋もパンパンで、力がほとんど残っていないように思える。
しかし、『力がほとんど残っていない』ということはイコール、『まだあと少し力が残っている』ということだと塾長は言う。
そして、限界を感じた後にまだ回数をこなすことで、爆発的に筋力はアップするのだと言う。

塾長の話を聞きながら、マラソンの高橋尚子選手のことを思い出した。
シドニー五輪で金メダルをとったQちゃんは、それまで彼女を育ててくれた小出監督の元を離れて自らチームQを立ち上げたが、チームQとして活動してからは成績が伸び悩み、やがて引退へと追い込まれていった。
QちゃんがチームQで結果を出せなかった原因として、『限界を超えられなかったこと』が原因であると小出監督が語っていたのを、何かで耳にしたことがある。

小出監督と一緒にやっていた頃は、監督がQちゃんの練習メニューをすべてコントロールしていた。
長年の指導経験から、Qちゃんの限界値を知り尽くしていて、彼女の現状の限界を少し超える練習メニューを考えていたそうだ。
しかし、QちゃんがチームQとして小出監督の元から独立してからは、彼女自身が全ての練習メニューを考えなければいけない。
自分1人では、限界を上手くコントロールできなかったことが、Qちゃんが衰退していった要因の1つであるという。

限界の一歩先。
筋トレでもマラソンでも勉強でも同様に、自分で限界と思えたところから、もうひと踏ん張りすることで、爆発的に成長していく。
キックボクシング道場の塾長が言うように、「もう限界だ。ほとんど力が残っていない」と思っても、もう一歩前へ進む力は、案外残っているものである。

1日何時間も勉強して、「もうこれ以上は勉強できない」と自分で限界を感じた後のもう30分。
1日に何ページも数学の問題を解いて、「これ以上数学をやったら頭が割れてしまう」と思った後のもう1問。
難しい問題を解いていて、「これ以上難しいレベルの問題は解けない」と思った次のレベル。
そういった、自分で感じる限界の一歩先にこそ、現状を打破できる鍵がある。

心が限界だと感じたとしても、実は人間はそんなに弱くはできていない。
人の体は、人の心よりも、ずっと強い。
心が体に負けているうちは、思うように伸びていかない。
心が体に勝ったときに初めて、ぐんと伸びていくのだと思う。









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Last updated  Dec 16, 2009 11:32:57 PM



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