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赤虎先生が書かれた今日の記事再テストをしているうちは伸びないについて。
激しく激しく同意します。 通常授業では授業毎に確認テストを行っているが、この確認テスト(小テスト)は1回目が勝負だと思う。 多くの塾では、テストの合格点を決め、合格点に達しなかった場合は再テストが実施されているだろう。 しかし、塾の確認テストも本番同様、基本的には1回目が勝負だと思う。 1回目で合格できないで何度も何度も再テストをし、それで合格することもある。 だが、そうした形で合格しても1回目で合格した子には到底かなわない。 何度も何度も反復し身につけることは基本であり、そうした形でマスターしていく子も多数いることは確か。 だが、その反復を自宅でやってくる子と、塾で残ってやる子との間には、意識面で大きな差がある。 また、1回で合格できる子と、何度も再テストをして合格する子の間には、初見の問題への対応力という点でも大きな開きがある。 漢字や単語テストなどの暗記系の小テストの場合、何度も何度も再テストをすれば数回目で合格できるのは当たり前。 しかも、塾で居残りして再テストしているわけだから、 「その場で覚えて、その覚えたてホヤホヤの状態のまま、即再テスト」という流れが可能である。瞬間の暗記力(超短期間の記憶)である。 仮にこれで合格しても、それが翌日、翌週に残っているかと言えば、甚だ疑問。 塾側でそうした現状を踏まえ、定期的に復習確認テストを行うことができれば、「記憶の上塗り」も可能であろうが、実際の授業時間などを考慮すると、なかなか難しい問題はある。 つまり、毎回の確認テストを1回でクリアできない子は、結局その日の再テストはクリアしたとしても、それは表面的な合格であって、本質的な合格にはなっていない。 その単元は身に付いていない可能性があるのだ。 本人の持っている根本的な問題は全く解決できていないということになる。 毎回毎回何度も再テストを繰り返し、そうした中で覚えていくことは素晴らしいことだが、やはり「1回目で合格できるような能力と意識に変えていくこと」の方が遙かに重要だろう。 再テストは1回目が勝負。 ここをクリアできれば、5科目400点の壁が低くなってくる。 うちの塾でも再試常連組と一発合格常連組に分かれている。 分からないこと、できないことをそのままにしないという目的で再試という制度を設けているが、再試制度を設けることにより、「1発で合格しなくても再試をすれば良い」と、逆にその制度に甘える生徒が出てくるのも事実。 再試常連組は、いくら再試をこなしたところで、『学力』そのものはいつまで経っても身に付かない。 だから再試常連組と一発合格常連組との間に、計り知れない学力差が生じていく。 かと言って、再試制度を無くしたら、再試常連組の甘えは益々助長されることになるだろう。 再試常連組に本当に必要なのは、赤虎先生の仰る通り「1回目で合格できるような能力と意識」なのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 8, 2010 11:09:44 PM
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